体のモデリングが出来たので次は髪の毛を作ります。
髪型は黒のロングにします。
髪型の作り方はCINEMA4Dのチュートリアルに載っていたのを参考に作っています。
髪の毛の作り方に関しては、私もネットなどで色々調べてみたんですが、CINEMA4Dで作った例があまりないというか(=▽=;別のソフトで作ったモデリング方法を見ても今一具体的にどうしたらいいのか理解出来ないというか(いや私がアホなんですけどね)・・・・とにかく髪の毛モデリングに慣れてない私にとっては理解出来ない事ばかりでした。
試しにモデリングの本も何冊か買ってみたんですけど、それにも髪の毛の作り方はあんまり詳しく書いてなくて、結局CINEMA4Dのチュートリアルが一番分かりやすかったので今はその作り方で作っています。
今回もブログを描きながら作っていくのでうまく出来るかどうか分かりませんが、頑張って作ってみたいと思います。
(※上の写真はブログを書く前に、ちゃんと髪の毛が作れるかどうか試しに作ったものなので、今回ブログ用に作る髪の毛と若干形が違うかもしれません。でも作り方は同じです。)
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まず写真の様に頭を選択します。
選択する時は坊主頭を想像すると選択しやすと思います。
襟足の所を選択する時は首の付け根より1つ上を選択します。
この状態で”別オブジェクトに分離”を選択します。
これを選択すると、選択してある部分が別のオブジェクトとして分離します。
オブジェクトマネージャを見ると、体のファイル名の下にもう1つ同じファイル名が出来ました。
これが分離したオブジェクトです。
ただ表示をよく見ると、体に使っているたくさんのマテリアルと選択範囲の情報も一緒に分離されます。
これはいらないのでUVWタグとスムーズタグだけ残して、後は全て消去してしまいます。
そしてファイル名を”髪の毛”に変えます。
これで髪の毛になるオブジェクトが出来ました。
・・・・・・・・・
一休さ・・・・・・・・・・(T T)<うおお・・・。
見た目は悪いですが今は我慢です。
このオブジェクトにカラーを黒に設定した新規マテリアルを適用させます。
このままだとちょっと髪が頭皮とぴったり密着し過ぎているので、スケールツールを選択して全体を少し広げます。
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前髪を作っていきます。
選択メニューから”パス選択”を選びます。
パス選択の使い方は、選択したい最初のエッジをクリックして、そのままマウスを選択したいほう歩行にドラッグさせます。
するとその部分が選択状態になります。
これを使えばライブ選択ツールなどで1つ1つエッジをクリックして選択しなくても、一気に選択する事が出来ます。
パス選択で前髪になる部分のエッジを選択していきます。
この時最初のポリゴンと最後のポリゴンは選択しないようにします。
押し出しツールを選択して、属性マネージャの”グループを維持”のチェックを外して、少し前に押し出します。
次に前髪を1本1本作っていきます。
押し出したポリゴンの先にあるポイントを選択して、縫い合わせツールで繋げます。
この時髪の流れを考えながら繋げていきます。
これで前髪がちょっとだけ出来たので、分け目を決めて出来た前髪を移動ツールなどで矢印の方向に流していきます。
これで前髪の流れが出来ました。
うん(=▽=;よし
ボーズ脱出。
次はこめかみの毛ですが、これも前髪と同じ方法で作っていきます。
反対側のこめかみも同じ様に作ります。
次は襟足です。
髪の毛の長さは腰より少し下くらいにしたいと思います。
写真を見ると襟足が頭の形にぴいたりフィットしています。
これだと押し出しツールを使った時にポリゴンが重なってしまってモデリングしにくいので、髪の毛の幅に広げていきます。
一番下の襟足のポイントを全て選択して、スケールツールの赤(X軸)を髪の毛の幅を考えながら引っ張ります。
そしてモデルを横に見て、今度は黄緑(Y軸)を引っ張り移動ツールを-Y軸方向(後ろ)に移動させます。
一番下の襟足の形が整ったら、もう1つ上のエッジとさらにもう1つ上のエッジの列の形も整えます。
襟足の髪を作っていきます。
エッジモードをクリックしてパス選択を選択したら、襟足のエッジを全て選択して押し出しツールで押し出します。
この時、押し出しツールの属性マネージャの設定で”グループを維持”のチェックが外れているかどうか確認しておいてから押し出します。
そして毛先のポイントを選択して、縫い合わせツールで縫い合わせていきます。
これで襟足が出来ました。
でも頭の形を見ると、エッジの流れが悪く形もカクカクしています。
ポリゴンの大きさも結構バラバラに見えます。
これを整える為にポイントを1つ1つ動かして直すのは結構大変です。
こんな時、エッジの流れを一気に綺麗にしてくれる便利なツールがあります。
このツールはしわしわの服にアイロンをかけて伸ばすように、エレメントの形をスムーズにしてくれる機能があります。
髪の毛のオブジェクトを選択した状態でアイロンツールを選択したまま、マウスの左をクリックしたまま右に移動させるとエレメントが内側に動き出して流れが整い始めます。
その流れを見て自分がいいと思ったところで手を止めて、クリックした指を離します。
※マウスを左に移動させると外側にエレメントが膨らみます。あまりやりすぎると形がどんどん悪くなるので注意しながら使います。
これでエッジの流れがだいぶよくなりました。
しかし内側に移動して形が縮んだ為、正面を見るとこの様な状態に↓なってしまったので、スケールツールを選択してオブジェクト全体を少し拡大させます。
↓
これで第一段階の前髪、こめかみ、襟足の髪の毛の形が出来ました。
ふ~(=▽=;髪の毛が生えたらやっと女性らしくなりました。
でもまだ全体的に髪の毛が硬くてバリバリなので、もっと全体を柔らかくしていきたいと思います。
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前髪を横から見るとぺったんこなので、前髪の膨らみをイメージしながら膨らませていきます。
この時ポイントを1個1個移動させて膨らみを作ってもいいんですが、もっと簡単に複数のポイントを動かして形を作る方法があります。
先ほど頭のエレメントを整える為にアイロンツールを使いましたが、それと似たような機能を持った便利なツールがあります。
マグネットツールはエレメントを磁石の様に引きつけて、伸ばしたり引っ張ったりしながら自由に形を変える事が出来るツールです。
まずオブジェクトを選択した状態でマグネットツールを選択します。
するとマウスのポインタに白い輪が出てくるので、それを引き付けたい場所に持っていくと、引き付けるポイントが白くなるので、そこでマウスをクリックして動かすと引っ張る事が出来ます。
マウスポインタから遠くにあるポイントほど、マグネットの効果は小さくなります。
今回の場合1つのポイントだけじゃなく複数のポイントを動かしたいので、写真の様に白い輪の範囲が小さいと引っ張ってくれるポイントも少なくなります。
そこでこの白い輪の範囲を広げます。
属性マネージャの半径を13cmにします。
この設定で白い輪が広がり、選択したいエレメントの範囲が増えるので複数のポイントをたくさん動かす事が出来ます。
エレメントを引っ張る時は1方向ばかりから見るばかりでなく、色んな方向を見ながら少しずつ動かしていきます。
これで前髪が少し膨らんで柔らかさが出ました。
でも毛先の方がまだ硬いので、今度はそこを直していきます。
ナイフツールのループを選択して、前髪を3~4カットします。
もし形を作った後ポリゴンが粗くなる様ならカット数を増やします。
後はマグネットツールやライブ選択などでポイントを選択して動かして、前髪の形を作っていきます。
前髪の上のポリゴンの幅がちょっと広いので、ナイフツールで写真の様にカットします。
そしてまた同じように形を整えていきます。
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これで前髪の形が大体出来ました。
さて今度はこめかみと後ろの髪の毛を作りますが、ちょっとブログが長くなってきたので続きはまた次回書きたいと思います。
こめかみと後ろの髪が出来れば第一段階の形は終了です。
その後は髪の毛の厚みを作っていって、それが終われば髪の毛モデリングは終了です。
(=3=;<~ふい。人体モデリングもやっと終わりが見えてきたぞっと・・・。