私は最近Photoshopを使って金属や石などの素材テクスチャを作る練習をしています。
人物テクスチャは「Animato」(※現在開発中のゲーム)に参加した時にキャラクターモデリングを経験したので大丈夫なんですが、素材のテクスチャはちゃんと作った事がありません。
だからもしゲームフィールドにあるような建物や木箱を作って欲しいと言われても、今の私では技術がないので作る事が出来ません
プレイヤーがゲームの世界に入り込む為には、フィールドの見た目は重要です。
やっぱり綺麗な背景の中でゲームをするとモチベーションも上がります。
だからフィールドにある物が綺麗に見えないと、プレイヤーのモチベーションも下がってゲーム全体の雰囲気も台無しになってしまいます。
そうならない為にも色んな素材のテクスチャを作る技術が必要です。
テクスチャを描く技術がなければ、これから新しいゲームを作る計画があっても参加する事が出来ないのでAmazonでテクスチャの教則本を買って勉強する事にしました。
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CINEMA4DのBody Paintを使ってもテクスチャの色は塗れますが、Photoshopの機能を使うとさらに綺麗でリアルなテクスチャを作る事が出来ます。
まず参考書を読みながら、石、コンクリート、木など様々な素材のテクスチャを作ります。
それからCINEMA4Dの方でテクスチャの素材に合うような形をモデリングして、Photoshopで作っておいたテクスチャを適用させます。
そうやって作ったフィールドがこちら↓
えらい簡単なフィールドですが、今回はテクスチャを適用させた時にどんな風に見えるのか確認したかっただけなので、この様に↑超簡単なフィールドになりました(=▽=;
いや~でもさすがPhotoshopですね。
色を塗ったテクスチャに”雲模様1”や”エンボス”など他にも様々な効果を組み合わせる事によって、あっという間に本物に近い質感のテクスチャを作る事が出来ました。
例えばこの縞鋼板も一見模様が凸凹しているように見えますが、これもモデリングでそうなっているわけではありません。
オブジェクトの面はフラットです。
でもPhotoshopの効果を使えば、バンプ機能を使わなくても模様が浮き出ている様に作る事が出来ます。
もしこの凸凹を全部モデリングで作ったら、それだけ余計なポリゴンが増えてしまいます。
でも色の効果を使えばだいぶポリゴンを減らす事が出来るので、ゲームを動かす時の負担も軽くなります。
この壁のひび割れもオブジェクトを凹ませて作っているように見えますが・・・・
こんな感じでテクスチャをだまし絵の様に作っていけば、木箱だって分割数1の立方体オブジェクトを作ってテクスチャを適用するだけで、木の板を組み合わせて作ったように見せる事が出来ます。
影の色をうまく塗ればオブジェクトの面を押し出しツールで凹ませなくても、ちゃんとそれらしく見せる事が出来ます。
これだけでもだいぶポリゴン数を減らす事が出来ます。
例えプレイヤーが木箱にうんと近づいて見たとしても、これくらいしっかり描いてあればあまり違和感は感じないと思います。
最後にちょっと分かりにくいかもしれませんが、平面オブジェクトに雲のイラストを描いたテクスチャを適用させてフィールドの上に設置してみました。
するとこの様にどんよりした空が出来ました。
色々な素材のテクスチャが描ける様になると、ゲームの世界観が広がるので楽しいです(^^)
でも今回作ったフィールドは本当に簡単なオブジェクトで出来ています。
テクスチャも1枚に1つの素材の色を塗っているので作るのも簡単です。
でもちゃんとしたゲームで使う建物をモデリングしたら、柱や壁や窓など、たくさんのパーツを組み合わせて作ると思います。
そうなるとUV展開も複雑になりポリゴンも細かくなるので、各パーツ事に素材の色分けをしながら塗っていく事になります。
でも一度素材の塗り方を覚えてしまえば、複雑なUV展開のパーツになってもちゃんと塗れそうな気がします。
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素材のテクスチャは自分で作らなくても、ネットで検索すればフリーで使えるテクスチャがいっぱいあります。
でもやっぱり自分で作ったテクスチャを使った方が、キャラクターをフィールドに設置した時にしっくり馴染む様な気がします。
試しにAnimatoのキャラクターのラルゴ君に登場してもらって、フィールドにある木箱を持ってもらいました。
はいラルゴ君持って~(=▽=)♪
置いて~(=▽=)♪
木箱ドカーーーーン!!
(=▽=)V☆
CINEMA4DとPhotoshopを使えば、色々な素材のテクスチャを作る事が出来ます。
綺麗なテクスチャを作ってフィールドを作ればキャラクターの世界も広がります。
その為にも参考書に書いてある基礎をしっかり学んで、テクスチャの技術をたくさん身につけたいと思います。