小枝を作ろう その1 | CINEMA4D(Prime)レポート

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3DCGまったく初心者の私が『CINEMA4D Prime R13』と言うソフトと出会い、
脳から煙が出るほど膨大な情報と日々格闘しながら、
その多彩な機能を少しずつ覚えていくという”実験レポートブログ”です。

果たしてどこまで進歩出来るのか・・・。

小枝をモデリングしていきます。

完成すると写真の様になります↓


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まずは枝の部分から作りっていきましょう(^O^)/


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アイコンパレットから円錐オブジェクトを選択します。


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属性マネージャの設定数値を変えます。

オブジェクトの属性の数値を、写真のように↓赤枠の数字に変えます。

方向は+YのままでOKです。


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”キャップ”のキャップの分割数を1にします。


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これで円錐オブジェクトの形が設定数値の形に変わったので”編集可能にする”をクリックします。


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オブジェクトが編集可能な状態になったところで、オブジェクトマネージャのファイル名を”円錐”から”小枝”に変えておきます。



次に回転オブジェクトを選択して、座標マネージャの角度Bを90°に設定してから確定をクリックします。

そしてエッジモードにしてからループ選択を選択し、小枝の先から2番目と5番目のエッジを選択して、移動ツールで少し上の方に引き上げます。


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これで小枝の形が出来ました。

ここでファイルメニューの”保存”(またはCtrl+S)をクリックして、ファイル名を”小枝.c4d”にして保存しておきます。


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次にこの小枝に色を塗っていきます。


CINEMA4Dのウィンドウ(GUI)の右隅にあるレイアウトの中から”BP UV Edit”を選択します。


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画面がBP UV Editに切り替わったら、アイコンパレットにあるペイントアップセットウィーザードを選択します。


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設定はそのまま変えずに”次”をクリックして最後に”終了”をクリックします。


これで小枝のUV展開が出来ました。


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でもまだ画面右側のビューテクスチャウィンドウに、小枝の展開図が表示されていないので表示させます。

ビューテクスチャウィンドウのメニューにあるUVメッシュをクリックして、その中にある”UVメッシュを表示”を選択します。


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するとUV展開された小枝のメッシュが表示されます。


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これで色を塗る準備が出来ました。


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小枝に色を塗っていきます。

画面左側にあるアイコンパレットから、テクスチャ用ペイントブラシCINEMA4D(Prime)レポート を選択します。


そして描画色設定をクリックして、茶色っぽい色を選択します。

※アイコンパレットのCINEMA4D(Prime)レポート をクリックしても描画色設定が開きます。


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UVメッシュを見ながら枝に色を塗っていきます。

この時メッシュの縁ギリギリに色を塗ると・・・・


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写真のように↓メッシュとメッシュの継ぎ目に色が塗られてなかったりするので、塗るときはメッシュの縁の線を少しはみ出すくらいで塗った方がきれいに塗れると思います。


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また色を塗る時はUVメッシュだけでなく、エディタウィンドウの方でも塗り残しがないかどうか確認しながら塗ったほうがいいです。


小枝の色が全てムラなく塗れたら、ここで一度保存しておきます。



保存の事は以前BodyPaint3Dを使った時に説明していますが、ここで最近新たに分かった事があったので書いておこうと思います。


実はつい最近、私はこの保存の事で大失敗してしまいました(=▽=;

ちょっと下の写真を御覧下さい↓


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これは私がモデリングした魔法の本です。

この魔法の本の中には呪文がびっしり書いてありました。

表紙も赤くて、きれいな題名と紋章も入ってたんです。

※この魔法の本は2012年の4月3日に書いた『マテリアルとテクスチャの違い』に載っています。

ところがしばらくしてから久し振りにこのファイルを開いたら、本の色が上の写真の様に↑とんでもない事になっていました。

あんなに時間をかけて塗った本のテクスチャが、まったく違うテクスチャになっていたんです。

最初は何が起こったのか全然分かりませんでした。

でもよくよく調べてみて、やっと原因が分かったんです汗


BodyPaint3Dで作業してファイルメニューの”保存”を選択すると、次のようなウィンドウが表示されます。


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ここで当然”はい”を選択すると”Mat_Color_.0(※ファイル名の数字は変わります)

tif”と言うファイル名前が自動的について保存されます。

ここからの作業が問題でした。



私はこのテクスチャのファイル名を変えずにそのまま作業を続けてしまいました。

そして別のモデリングをした時も同じ様に保存していたんです。

つまりMat_Color・・・と名のついたテクスチャファイルがどんどん出来ていたんですね。


ところがその作業の中で、ファイル名がダブっていた事にまったく気がついていませんでした。

C4Dは、検索パスを順に探していって最初に見つけたファイルを使うらしく、同じ名前の画像ファイルがあると、最初にあったファイルを採用して適用してしまうそうなんです(※これは後にサポートの方に聞いた話です)。

その結果、魔法の本のファイルを検索した時に、同じ名前の別のテクスチャファイルが検索パスに先に引っかかったのでそれを採用してしまい、それで魔法の本がそのファイルのテクスチャに変わってしまったんですね。

(ちょっと説明が解り難いでしょうかね・・・汗


でも魔法の本のテクスチャを、マテリアル設定でもう一度適用させれば元に戻ったんですが、私は誤ってそのファイルを消去してしまっていたらしく、どこを探してもファイルは見つかりませんでした。

結局苦労して描いたテクスチャが全て水の泡になったんです。


完全に私のミス。

それも初歩的ミスでした。

うおおお・・・(T△T)テクスチャにちゃんと名前をつけて保存してたらこんな事にはならなかったのに・・・。

その後、同じ様なミスを繰り返さないように、ファイル名をしっかり変えてから保存するようになりました。



私がサポートの方に教えてもらった保存方法は次の通りです↓


ビューテクスチャウィンドウのメニューにあるファイルから”全てのテクスチャを保存”を選択すると


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このような保存形式を選択するウィンドウが出てくるので、形式を選んでOKをクリックします。

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すると一括でファイル名を指定しながら保存する事が出来ます

これで事前にテクスチャファイルの名前を変えてから保存出来るので、同じファイルが出来る事もありません。


いやもう(==;知らなかったと言うのは恐ろしい事ですね・・・・。


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さて話をまた元に戻して色塗りの続きをします。



枝の光沢があると本当の色が見づらいので、このマテリアルの光沢を解除しておきます。

オブジェクトマネージャのマテリアルのアイコンをクリックして、マテリアル編集ウィンドウを表示させます。


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属性マネージャに表示されたマテリアル編集画面の基本にあるスペキュラのチェックを外します。


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これで光沢が消えて色が見やすくなったので、ブラシツールを選択して、ブラシの種類を写真の赤枠のものに変えます。

ブラシのサイズは13に設定します。

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先ほど枝を塗ったカラーより少し暗めの茶色を選択したら、幹をに引っかくように塗っていきます。



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この他にも色んな種類のブラシや、焼きこみ、ぼかしツールなどを使って、どんどん描き込んでいきます。


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これで枝部分が完成しました。


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後はこの枝に葉っぱを作って合体させれば小枝の完成です。

色塗りに関しては今回のようにBodyPaint3Dを使っても十分出来ますが、テクスチャのデータをPhotoshopに持って行って塗る事も出来ます。

次回はそのphotoshopを使って葉っぱの色塗りをしたいと思います。