久し振りにブログ更新です。
ちょっと怠け過ぎました(=▽=;
さて今回からゲームに関係するアイテムを作っていこうと思います。
ここしばらくず~っとどんなアイテムを作ろうか悩んでましたが、まずはゲームのフィールドでよく見られる植物を作る事にしました。
植物はゲームの世界観を表現する上でかならずあるものですよね(^^)
例えばお城の庭に生えていたり、ダンジョンの森に生えていたり・・・本当に色んな所で使われています。
でも最初からいきなり木を作るのは難しいので、今回はその一部である小枝を作りたいと思います。
今回作る小枝はこちら↓
この小枝はブログ用に作りました。
色はBodyPaint3DとPhotoshopを使って塗っています。
葉っぱの形をよく見ると、縁がぎざぎざして一見細かくモデリングしているように見えますが、実はこの葉っぱはたった1枚の板状のポリゴンで出来ているんです。
これはアルファと言う機能を使って作っています。
アルファはマテリアルの抜きたい部分を指定して、好きな形に切り抜く事が出来る機能です。
ですから細かいモデリングをしなくても、少ないポリゴン数で複雑な形を簡単に作る事が出来ます。
この作り方を覚えてしまえば、色んな植物を作る時に応用できるので絶対に覚えておきたいの1つ機能です。
枝の部分は非常に簡単な形で出来ています。
今回作るのは小枝ですが、もっと複雑なモデリングが出来るようになったら、幹の形が複雑に絡み合った樹齢数百年の大木だって作れるかもしれません(^^)
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ではここで、このアルファを使って作った植物を何点か紹介したいと思います。
この写真は、フィールドに生えている雑草です↓
葉っぱは短冊状のポリゴンに色を塗って形を曲げたものをコピーし、円状に並べています。
え~と実はこの植物『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のフィールドに生えている草を真似して作ったものなんです(^^;
何でゼルダを参考にしたのかと言うと、私が初めてゲーム用の植物を作ろうと思った時に、参考となる本とかHPを色々探したんですけど、なかなか見つからなかったんですよ。
それでやっと見つけたのがYouTubeの動画だったんですけど、チュートリアルを載せてる方のほとんどが外国の方で、説明が全部英語だったもんですから言ってることがよく分からなかったんですよね。
一応作業工程は動画で見れるので、説明しているポインタの動きを目で追いながらやり方を学んでいたんですが、悲しいかな使っているソフトがCINEMA4D以外のソフトだったので、やっぱり見てても今一解り辛かったんです。
そこで「もうこうなったらゲームで使われているものを見て、作り方を勉強した方が一番いいんじゃないか?」と思って、ゲームを参考書代わりにする事にしました。
その時ちょうど『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が発売されたばかりの頃で、私も昔からこのゲームが好きだった事もあって、このソフトを参考にしようと思いました。
そして早速ゲームを買ってきて、フィールドに生えている植物を色んな角度から観察しました。
そりゃもう舐めるように見回しましたよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ですから私の作る植物は、今の所ゼルダ式の作り方なんです。
このゲームを作ったゲームデザイナーさん達に「おいおい真似するなよ。」と怒られるかもしれませんが、参考になる資料がなかったのでどうかご勘弁を(T_T)
でも買ってよかった・・・・すごい勉強になりました。
例えば蔓植物↓
これもゼルダのフィールドによくあった植物です。
曲線の多い蔓もアルファ機能を使えば御覧の通り♪
それから木の根元の色の塗り方も参考になりました。
床の色と木の根元の色を同じくする事によって自然に見えるんですね。
後、木の葉っぱの重ね方とかも勉強になりましたよ。
それから植木鉢↓
これも家の中や町の中にたくさんあったアイテムです。
アルファ抜きした葉っぱと別にモデリングした植木鉢を合わせて作る事が出来ます。
植物の種類や植木鉢の形を変えれば、色んな植木鉢が作れますね(^^)
ゲームではこの他にも、籠の中に入った蔦系の植物や庭に咲く花など、本当に色んな所でアルファ抜きされた植物がありました。
もっとポリゴン数を増やして凝ったモデリングをしたら、よりリアルな植物を作る事が出来ますが、少ないポリゴン数でもこんな風に植物が作れるんだな~と色々勉強になりました。
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アルファ抜きは植物だけではなく、他にも色んな所で応用出来ます。
例えばキャラクターの衣装で使ったり、使い方によっては獣のファーや髪の毛の表現にも応用出来そうです。
でも実際、ゲームデザイナーさん達がどうやってアイテムを作っているのか一度も見た事がないので、これから作るやり方が正解かどうか分かりません。
ひょっとしたら別の作り方があるのかもしれませんので(=▽=;今回もまた「こういう作り方もあるんだな・・・。」と思って見て頂ければと思います。