今回はレーザー銃を作ります。
レーザー銃は出来上がるとこんな感じになります。
このレーザー銃は筒型の部品の中へ、すっぽりと収まる形になっています。
一見簡単そうですが、レーザーの出る部品のところで少し細かい作業をしなくてはいけないので、今回のブログもまた1回で書き終わりませんでした(=▽=;
そんな訳でレーザー銃の作り方は2回に分けて紹介したいと思います。
それでは早速モデリングスタート~。
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アイコンパレット(ツール)からチューブオブジェクト
を選択します。
ここでオブジェクトマネージャのチューブオブジェクトの名前を”レーザー収納部品 左”と変更しておきます。
そして座標マネージャにある角度のP(ピッチ)を-90°にして適用をクリックします。
するとチューブオブジェクトがY軸を中心に回転します↓
※写真のオブジェクトは見やすい位置に移動させています。
次にビューを4分割にして、レーザーの部品を設置する場所に移動させます。
ビューは、透視、上面、右面、後面にしておいて、後面のカメラのビューだけを選択して1画面にします。
レーザー収納部品は”内部”のオブジェクトのポリゴンの位置(オレンジのエッジ部分)に設置するので、収納部品オブジェクト軸の中心をこのポリゴンの中心に合わせて移動させます。
↓
この状態のままビューを4分割に戻し、今度は左面を1画面にします。
そしてオブジェクトマネージャの設定数値を、内側の半径10cm、外側の半径13cmにします。
するとオブジェクトの外側と内側が小さくなって、写真のように設置するポリゴンの場所に収まりました。
次は高さを変えます。
オブジェクトマネージャの高さの数値を27cmに変えます。
大きさが変わったら、移動ツールでオブジェクトを赤い矢印の位置まで移動させます。
ビューを見ると、収納部品のオブジェクトが内部の部品に少しめり込むような形になります。
移動させる時は、オブジェクトの中心がズレないように注意します。
ここでビューを透視に戻して、どのように設置されたかレンダリングして見てみます。
筒状の部品がしっかりと本体にくっついているように見えます。
これでレーザーを収納する部品は完成しました。
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次に、このオブジェクトに収納されるレーザー銃を作っていきます。
ディスクオブジェクトを選択して、アイコンパレット(モード)のモデルモードを選択します。
そして座標マネージャの角度P(ピッチ)を-90°に設定して、レーザー収納部品の位置まで移動させます。
先ほどのレーザー収納部品を作った時と同じように、ビューを4分割して後面で収納部品の中心とディスクオブジェクトのオブジェクト軸の中心を重ねます。
するとレーザー部品の中心にレーザー銃がきちんと入りました。
次にビューの左面を1画面にして、ディスクオブジェクトを本体の中心まで移動させます。
位置が決まったら編集可能にするをクリックして、ポリゴンモードを選択します。
そしてオブジェクトマネージャのディスクの名前を”レーザー部品 中”に変更します。
メニューの選択から全てを選択するをクリックして、押し出しツールの押し出し量を72cm、キャップを作成するにチェックをつけて適用をクリックします。
選択を解除してナイフツールを選択したら、写真のように円柱の側面を4ヶ所カットします。
ここでモデルモードを選択し、移動ツールでこのオブジェクトを左に動かし一度本体の外に出します。
ポリゴンモードを選択し、写真のようにループ選択したら押し出しツールで、押し出し量1.5cm、キャップを作成にチェックがついている事を確認して適用をクリックします。
↓
オブジェクトが広がったら選択を解除して、ループ選択で写真のように外側の2列目の円を選択します。
そして押し出しツールで押し出し量-1.5cm、キャップ作成のチエックを外して適用をクリックします。
選択を解除しエッジモード選択したら、ループ選択で外側の円を選択して、座標マネージャの位置Yの数値を67cmにして適用をクリックします。
↓
ここで一度モデルモードを選択してビューを4分割にします。
※この状態でモデルモードにしても、選択されたポリゴンはそのまま記憶されて選択されたままの状態になっています。
カメラ左面を1画面にして、レーザー銃のオブジェクトを収納部品の中へ移動させます。
この時本体の赤い矢印のエッジと、レーザー部品の出っ張りの底面が重なる所で止めます。
この出っ張りが本体とレーザー銃を止めるストッパーになっています。
ここでもう一度ポリゴンモードを選択します。
見やすいようにビューを少しだけ拡大してから押し出しツールを選択し、押し出し量2cm、キャップを作成のチェックを外して適用をクリックします。
これでレーザー銃を収める部品とレーザー銃の本体が出来ました。
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ここでビューを透視に戻してレンダリングしてみます。
レーザー銃がすっぽりきれいに収まっています。
試しに銃を引き出して全体像を見てみます。
あらちょっとレーザー銃が小さくてバランスが悪いですね(=▽=;
ここはもう一度大きさを調整して、全体のバランスを整えたいと思います。
モデリングをしている時に、時々オブジェクトを遠くから見て、全体像を確認する事も大切だと思います。
自分では結構いいかな~と思ってモデリングしていても、いざビューを引いて全体を見てみると、こういった欠点に気がつく事が出来るからです。
これは2Dのイラストと同じ事かもしれませんね(^^;
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モデルモードを選択して、オブジェクトマネージャの”レーザー部品 中”と”レーザー収納部品 左”のファイルを、Shiftキーを押しながら選択します。
これで二つのオブジェクトが選択されたので、後はスケールツールでバランスがいいと思われる大きさまでマウスをドラッグしてオブジェクトを拡大していきます。
そしてもう一度レンダリング結果を見てみます。
今度はちゃんとバランスよくなりました。
しかしここで油断しちゃ~だめです(==;
ビューのカメラを左面にしてみると、レーザー銃の後ろが、本体の中心から飛び出してしまっています。
ここも修正しなければいけません。
選択をモデルモードにしてから、移動ツールでオブジェクトを本体の外側に出します。
そして円柱の底面のポリゴンを全て選択した後、移動ツールでオブジェクトを上の写真↑の位置に戻します。
次にポリゴンモードを選択して、円柱の底面を移動ツールを使って本体の中心に移動させます。
↓
これでレーザー銃の位置が正しい位置になりました。
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次にレーザー部品とレーザー銃を、右側にも設置します。
まずオブジェクトマネージャのファイルにある”レーザー部品 中”と”レーザー収納部品 左”を選択します。
そしてCtrlキーを押しながらマウスをドラッグ&ドロップして、ファイルをコピー&ペーストします。
ここで”レーザー部品 中”を”レーザー部品 中 左”に直します。
そしてレーザー収納部品の左と右のオブジェクトを、それぞれ編集可能にするをクリックして編集出来るようにしておきます。
次にモデルモードを選択して、アイコンパレット(モード)にある軸の編集(写真の赤枠部分)をクリックします。
そしてオブジェクト軸のZ軸を右に移動して、オブジェクト軸の中心(赤丸部分)を、ロボットの本体の中心に移動させます。
位置が決まったら軸の編集を解除して、回転ツールを選択します。
ここで属性マネージャの角度B(バンク)の数値を180°にして適用をクリックします。
するとオブジェクトが回転して、右側にもレーザー銃が設置されました。
では左右のレーザー銃を引き出して、もう一度ロボットをレンダリングして見てます。
シャキーーーン☆
ロボットの全体像がほぼ完成~♪
やっほ~(>▽<)/
長い・・・簡単な形状で作ったロボットですら結構時間かかってます。
いや~もうほんとにモデリングって大変ですね。