Thomas Belluci 6-4,6-3 Kei Nishikori
ちょっと嫌な予感が当たってしまった…
「先週のコートしか分かんないですけど、
先週に関しては他の選手たちも言ってましたけど、
もしかしたらツアーの中では
環境としては良くないコートだったので、
バウンドが悪かったりすごくボールが跳ねたり、
難しい要素がたくさんあったので
全てを判断するのは難しいですけど、
ヨーロッパの方が砂がもっと細かかったり
滑りやすかったり
止まってから動きやすかったり出来るので
そっちの方が自分としてはやりやすいと思います」
リオでの会見で
彼にしては珍しく不満めいたことを言っていたのを聞いて、
リオのコートもどんな状態なのか不安だった。
決勝の翌日リオへ移動して、午後にモンテイロと練習して、
そして翌日ナイトに試合。
ほとんどコートにアジャストする間もなく。
対するベルッチは全豪後たっぷり1か月、
ホームのコートで練習を積んでいた…
予習として見ていた15フレンチ。
もつれた展開の1セット目の最後にブレイクを果たして、
ベルッチのやる気を完全にそいだ。
ベルッチに勝つにはこれがベストだろうなと思ってたので、
1セット目、立ち上がりのニシコリンの素晴らしさに、
このままの状態をキープすれば
いつかチャンスは来るはず、と思った。
4-3まではすごく良かったと思ったんだが、
ベルッチのサービスに手こずって
多少の焦りがあったのかな？
それともしっくり打てないなという何かしらの不安は
サービスキープしつつも持ち合わせていたのか？
第9ゲームは、ミスが続いてブレイクされ、
押し返すことも出来なかった…
見ている以上に本人にはいらいらが募っていたんだろうな…
ベルッチのショットがコーナーに決まったのを
見届けたニシコリンが爆発してしまった…
あれ見て、胸をしめつけられそうだった。
コートでこんなに苦しんでいたなんて…
普段淡々と冷静なプレイをしているのを
世界に認識されているせいか、
今回のラケット破壊は、海外メディアも結構伝えてる。
私は初めて見たんだけど、
よくやったーって思った。
今まで何度もたたきそうになるシーンは見てきたけど、
寸でのところで止めて、
これは余計にストレスになるぞ、と思ってたから。
しかし、あれだけぶっ叩いたという事は、
この南米で自分のテニスに対して
相当ストレスを溜めていたんだろうな…
2セット目も先にブレイクされいったんはバックしたものの、
特に決めに行くショットでミスが相次いで、
リターンゲームもうまく行かず、
最後までしっくり行かないまま終わってしまった感じ…
1セット目を落とした地点である程度覚悟はしていたので、
終わった瞬間はまあしかたないと私は思えたけど。
サンスポのサイトで見た日本語動画では
しっかり分析出来ている様子だったので、
ちょっとホッとした。
リオも彼にとっては難しいコート環境だったみたい。
米沢さん曰く、
ヨーロッパのクレイに比べて、
サーフェスが固く足元をとられるので
上から攻めるタイプの選手にとってはプレイしにくい、
とか。
ケイ自身もコンディションが先週から変わり、
バウンドが高く、ボールは重くてアジャストが難しかったと、
英語会見。
したいことが出来ずラリーメイクが出来なかった、
彼のテニスがよかったかどうかを判断するのは難しい、
自分はこの数年でのワーストマッチだから。
ボールに一番苦労した、フィーリングが合わなかった…と。
確かに初戦負けは、痛いけど…
これも長いトーナメントのうちのひとこまかな？と思う私は
超楽観的？
ただ重圧が双肩にのしかかって息苦しいのでは？とも感じる…
ITPLのように楽しんで出来れば一番いいんだろうけど。
日本テニス協会、その他もろもろからの
無言の圧力もあるのだろうか？
そして一般人からの、
1敗しただけでなんか罪人のように
テニス以外のことも含めて思いっきり悪口浴びせるのは
いかがなものかと思うけど。
応援しています、と書いてるはしから
やる気が見えてこない、と付け足してて、
ちょっとびっくりの老舗ブログコメント欄。
数名がいつもポジティブなことを書いてるだけで、
後は…もう覗くのをやめよかな、とさえ思う…
あそこは最後の砦だと思ってましたが…
私はブラジル観光したら、
もうさっさとフロリダに帰って気分転換しよう、
さっさと切り替えよう～と思ってる。
この南米クレイもインディアンウェルズ、フレンチと戦う上で
何らかのプラスになると思ってるけど。
ニシコリンがこのままで終わるはずない、と
ラケットぶっ叩いた姿を見て、強く感じてます。