にのが吐き出した
を片付け
新しいパジャマに着替えさせながら
オイラは次の策戦を考えていた‥
☆
「にのぉ~ お粥できたよ~♪
何かお腹に入れなきゃ元気に
なれないぞッほら起きて⤴️」
作りたてホヤホヤの湯気が上がる
お粥の入った茶碗をトレーに乗せ
ベットの端に腰をかけ
にのを呼び起こすと
体調が悪くて機嫌が悪いだけじゃない
にのに内心ひるみつつも‥
テンションを上げ
レンゲにお粥をすくって
ふーふーして
「はいっ( *´・∀・)oあ~ん♡」
口許にレンゲを運ぶと
クンッ‥
匂いをひと嗅ぎしただけで
鼻にシワを寄せプイッと顔をそらし
ごそごそ布団の中に潜ってしまう
───バレた‥ Σ(((´・∀・`; )

実は何とかして漢方薬を
飲ませよぅとほんの少し
お粥の中に漢方薬を混ぜたんだ‥
それにしても恐るべき嗅覚!
激マズではあるけどほぼ匂いの
しない漢方薬を嗅ぎわけるなんて
優秀な麻薬捜査犬なみに
鋭すぎる!ギャン!ギャン!


マジで犬みてー
今朝から何も口にしてない
にのが心配で食べ物とあわよくば
漢方薬も一緒になんて
やっぱ甘かった…
〃お粥に漢方薬忍ばせ策戦〃は
にのワンコの嗅覚に呆気なく惨敗‥
だけど、このまま何もしないなんて
もっと悪化するかも知れない‥
「‥そんなに漢方薬ヤダ?
じゃあせめてオイラに冷えピタ
ぐらいは貼らせてよ…」
何かしてあげたいのに
何もできない無力な自分に
しょんぼりしてしまうと
ごそごそと布団が動いて‥
中に潜っていたにのが
ひょっこり顔を覗かせ
『‥冷えピタ…お願いします』
「うん!」
冷蔵庫で冷しておいた
冷えピタをオデコに
そっと貼ると
『んっ、つめたぃ…ありがと』
「冷えピタ貼ったぐらいで
お礼なんて言わないでよ‥
して欲しい事や食べたいものが
あったら遠慮なく言えよ?
今度は漢方薬混ぜたりしないから‥」
布団から顔を出したにのの
赤くなっている頬が熱のせいだと
思うと可哀相で思わず両手で
頬を包み込むと
ぅん‥って、力なく笑うにのが
オイラの手に頬をすり寄せ
ほぅ‥と息を吐いて目を閉じ
『おーのさんの手…
つめたくて‥気持ちぃ…』
バカ…
オイラの手が冷たいんじゃなくて
オマエが熱いんだよ、、
どーしよ、これ絶対
また熱が上がってる‥



