即興Aその2
さて、検査で骨格の異常が発見されても
何の解決にもならず・・・
相変わらず左手にまだ痺れが残っていますが
通常のお仕事と練習の日々に戻りました。
先日のお尋ねの続きです。
即興Aの練習について。
今回ももう少し概念的な話になります。
カンフルのようにすぐ効く練習方法はもうちょっと待ってくださいね。
即興がどういうものかを知らないで付け焼き刃で練習しても、
試験では結果が出ない事は自分の生徒さんで分かっているので・・・
以下本文、長いです。そしてちょっと難しいです。
良く読んでくださいね。
Ⅰ:既成曲を弾く
自分にあったノリ・テクニックのものを見つける
Ⅱ:分析する
構成(コーラス)・イントロ・インターバル・エンディング・モティーフと
その活用コードプログレッション・伴奏の変化・対旋律など
Ⅲ:レジストレーションメニューから似たジャンルのものを探す
曲の構成と音色の割り振り、またデータを開けてみて、そこに
使用されるABCの内容・MOC・リズムのヴァリエーションを研究する
(伴奏変化などの参考になります)
Ⅳ:自分なりに即興に使用しやすい形に直し、レジストを整理する
Ⅴ:問題を分析する
ジャンルは?テンポは?構成は?
※ジャンルによって使用されるコード、テンポ、伴奏型など
色々な制約が有ることを知っておくことが大事
Ⅵ:問題のメロディとコードプログレッションから曲の「骨格」を把握する
Ⅶ:指定のコーラス数で展開する
Ⅷ: 出来たものを間違いなく弾けるようになるまで、練習する
※「間違わない」練習が大事!どうしても巧くいかない場合は記譜する
Ⅸ: 転調して間違いなく弾けるまで練習する
かなり専門的な練習方法ですが、3級まで通用する力を付ける方法です。
私の生徒さん方で実践済み、効果も上がっています。
特に此処が知りたい、分からない、という方、
メッセージやコメントを下されば重点的に書こうと思います。