クラシックの題名
クラシックの題名を覚えるのが難しいので
覚えやすい方法はありますか?
と質問を頂きました。
一つは今まで書いたクラシックの基礎知識の
「楽式」を読んで頂きたいのですが、
絶対音楽の場合はこの定められた形式にそって
題名がつけられていることが多いです。
ソナタ=主に3~5楽章からなる一連の曲
・1楽章:ソナタ形式
・2楽章:リート形式
・3楽章:ロンド形式
これに楽章が増えるとメヌエットとかスケルツォが入ってきます。
リートとは「歌」の意味で、ロンドとは「回る」という意味を
メヌエットは三拍子の舞曲、スケルツォは「諧謔的」という意味を
それぞれ持っています。
後は音楽の学問が発展したのがモーツァルトや
ベートーヴェンを産み出したオーストリアですから
語源がドイツ語のことが多く、
オペラ=歌が発展したのがイタリアですから
歌に関することばや表情記号はイタリア語が語源です。
例えば「インターメッツォ」=間奏曲ですが、
現在馴染み有る外国語といえば我々には英語でしょうか?
間=インター、と言われるとわかりますね?
これをイタリア語で表現すると先の表記になるわけです。
こうした楽式を元に曲名をつけられている場合は
何語かを知っておくと覚えやすでしょう。
またショパンのポロネーズ等は彼がポーランド生まれなので
ポーランド風舞曲という意味だと解りやすいですね。
ここでは全て書けませんが、こうした約束事や慣例が
音楽の世界ではたくさんあります。
では標題音楽の場合。
ホルストの惑星を例に取ってみましょう。
それぞれ地球を除いた太陽系の当時発見されていた
惑星の名前が付いていますが、
星占いの時に良く出てくる、たとえば「火星=戦いの神」
といったイメージをそのまま曲に反映させています。
作曲者がストレートにその曲を通して言いたいことを書いたもの
ですから、そのメッセージを知ると覚えられますよね。
どちらにせよ作曲者の生きた時代、生まれた国、生い立ち
そんな物を良く知っておくと曲名も自ずと分かってくるものです。
無理矢理覚えるより楽しいと思いますよ。
私は「分析魔」なので、弾こうと思ったクラシックは
こうして全て調べてから取りかかります。
その上で時代を遡って作曲者に会うわけにはいかないので
自分の想像力を働かせるのです。
だから色んな演奏者が存在する意義も有ると思います。
話が逸れましたがこんな所でしょうか?
あと後世の人がつけた「通り名」には作曲者が曲について
イメージを語った所からそうばれている物と
勝手に誰かしらが言いだしたものとありますので、
ご注意下さいね。
ベートーヴェンは第五交響曲を「運命」とは一言も
命名していないんですよ。