エレクトーン・ピアノの演奏上達法ブログ -359ページ目

クラシックの題名

 クラシックの題名を覚えるのが難しいので

 覚えやすい方法はありますか?


と質問を頂きました。


一つは今まで書いたクラシックの基礎知識の

「楽式」を読んで頂きたいのですが、

絶対音楽の場合はこの定められた形式にそって

題名がつけられていることが多いです。


ソナタ=主に3~5楽章からなる一連の曲

・1楽章:ソナタ形式

・2楽章:リート形式

・3楽章:ロンド形式

 これに楽章が増えるとメヌエットとかスケルツォが入ってきます。

リートとは「歌」の意味で、ロンドとは「回る」という意味を

メヌエットは三拍子の舞曲、スケルツォは「諧謔的」という意味を

それぞれ持っています。


後は音楽の学問が発展したのがモーツァルトや

ベートーヴェンを産み出したオーストリアですから

語源がドイツ語のことが多く、

オペラ=歌が発展したのがイタリアですから

歌に関することばや表情記号はイタリア語が語源です。


例えば「インターメッツォ」=間奏曲ですが、

現在馴染み有る外国語といえば我々には英語でしょうか?


間=インター、と言われるとわかりますね?

これをイタリア語で表現すると先の表記になるわけです。


こうした楽式を元に曲名をつけられている場合は

何語かを知っておくと覚えやすでしょう。


またショパンのポロネーズ等は彼がポーランド生まれなので

ポーランド風舞曲という意味だと解りやすいですね。


ここでは全て書けませんが、こうした約束事や慣例が

音楽の世界ではたくさんあります。


では標題音楽の場合


ホルストの惑星を例に取ってみましょう。

それぞれ地球を除いた太陽系の当時発見されていた

惑星の名前が付いていますが、

星占いの時に良く出てくる、たとえば「火星=戦いの神」

といったイメージをそのまま曲に反映させています。


作曲者がストレートにその曲を通して言いたいことを書いたもの

ですから、そのメッセージを知ると覚えられますよね。


どちらにせよ作曲者の生きた時代、生まれた国、生い立ち

そんな物を良く知っておくと曲名も自ずと分かってくるものです。

無理矢理覚えるより楽しいと思いますよ。


私は「分析魔」なので、弾こうと思ったクラシックは

こうして全て調べてから取りかかります。

その上で時代を遡って作曲者に会うわけにはいかないので

自分の想像力を働かせるのです。


だから色んな演奏者が存在する意義も有ると思います。


話が逸れましたがこんな所でしょうか?


あと後世の人がつけた「通り名」には作曲者が曲について

イメージを語った所からそうばれている物と

勝手に誰かしらが言いだしたものとありますので、

ご注意下さいね。


ベートーヴェンは第五交響曲を「運命」とは一言も

命名していないんですよ。