グレード受験・初見演奏
初見演奏はゆっくり弾いてミスなしで演奏したのと、
テンポとか守るけどちょっとミスしちゃった
というのでは、どちらの方がいいのでしょうか?
グレード4級受験の方からご質問いただきました。
私が生徒さんにいつも言っていることをここにも書いておこうと
思います。
3/24日の記事をまず参考にしていただきたいと思います。
昨日の記事で5~3級の意味合いを書きました。
指導者のためのグレードです、ということでした。
このことを念頭に置いて次のことを考えてみてください。
初見演奏は指導の場でどうして必要なのでしょう?
生徒さんが自分の全く知らない曲の譜面を持って
レッスンに来られたとします。
「 どういう曲か分からないので先生弾いてください 」
この時どういう演奏をしてあげたら、生徒さんの役に
立てるでしょうか?
・曲の雰囲気もテンポも全く無視して、一音たりとも
間違えないように演奏されたもの
・「ソドミ」を「ミソド」で弾いたりコード自体は間違っていない
けれどミスがある
でも曲調、テンポ、強弱などを正しく弾いた演奏
どちらが聴いて、家に帰って一週間、これから練習する
生徒さんに役に立つと思いますか?
もうこれでお分かりですよね?
初見力というのは初めて見る譜面でも、曲を正しく把握して
生徒さんに弾いて聞かせてあげられる力のことを言うのです。
ただ間違えないで楽譜を弾いたかどうか
それは音楽の現場で何の役にも立ちません。
繰り返しますがプロとしての実力を計るのが5~3級です。
まして4級、プロの入り口5級とは違います。
調号も決して易しいものではありません。
転調もしますし、それが簡単な近親調だけに留まりません。
テンポも速い物が多くなります。
カウンターや開離の分散和音など伴奏も難しくなります。
これを音楽として正しく演奏することが重要な評価の
ポイントとなるのです。
これは初見に限らず即興A・B、楽曲演奏、全てに
共通の事となります。
私が生徒さんによく言うことばがあります。
「 演奏グレードをあなたは受けるのよ 」と。
編曲グレードでも作曲グレードでもまして譜読みグレードでも
ありません。
変奏、モティーフの展開、読譜がプロとして通用する
演奏であること、5~3級に挑戦する方は、どうぞ
これを意識してチャレンジしてください。
