第二部第三章 テイワット騒乱 序曲 6 とある冥界にて | 時空省 時をかける者達

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時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 クリームヒルト「あら?またお客さん?…なんだかものすごい美人さんね?」 

 テスカトリポカ「ああ、こちらのお嬢さん、時空が捻子曲がってこの冥界に迷い込んだ別世界から来た女神様らしい。いいか、俺とおんなじ神だぞこちらの人。客人に失礼が無いようにほかのサーヴァントに言っておけ。…そうだ。折角だ、しばらく俺は用があって留守にする。その前に、ちょっとした客人が来たらしいからそっちの様子を見に行く。あとは宜しく。」

と言い残し、彼はどこかへと行ってしまった。

 

 クリームヒルト「全く、自由な神様だこと。っと、意見するのは禁止禁止。あ、そうそう女神様とかいったかしら?ふーん、どんな神様かしらね。」

と焚き火の前にちょこんとすわっている女神の隣にいつの間にか自然に座っているクリームヒルトである。そして、その隣にすわった女性を拒まないどころか、むしろ、その女神は興味津々でその人間を見つめる。

 女神「うん?どうしたの?僕のことを見つめて?」

クリームヒルトが感じたのはまるで子どものような純粋さをもつ女神様だなということだ。

 クリームヒルト「いいえ、なーんかほんとに死んでるのかなってくらい目が輝いて見えるのよあなた。生前、なんの未練もなかったということね…。…そういえば女神様、名前を伺ってなかったかしら?」