ジョルノ「…ええ、その魔王の居城です。話には聞いていますが、もう色んな世界で異常なことが起こりすぎですね。」
スピードワゴン「ああ、この街の中でさえいろんなことが起こりまくりだからなあ。比較的平和なあの町でさえだぜ!そしたら、外も大変だろうなァってことはたやすく想像ができるぜ。あ、そうだ!そういや、船員の連絡から聞いたんだけどよ、彼が見つかったのって本当かい?」
スピードワゴンは、実のところ今まで心の奥底で言いたかったことをようやく言えたとはずむ心を抑えながらやっと口にできた!という面持ちで、かの三国志の大英雄【周瑜公瑾】にワクワクしながら話しかける。
周瑜「ああ、間違いない。彼本人だ!あの戦闘ぶりや、船の上での含蓄ある話し方からしても間違いない。」
ジョルノとスピードワゴンの顔が、どことなく緩んだような気がした。やっとだ、やっとである!ついに、ついに打開できる!並行世界中の者たちが待ちわびた英雄が戻ってきたのだ。
ジョルノ「それは。これで自体が打開できるかもしれませんね。」
スピードワゴン「これで、戦局も変わるもんだ。うっし、今日は洋食屋猫屋さんでうまいもんでも食うかぁ。」
周瑜「はははは。なら私は、リュウ・マオシン殿の料理店で点心でも楽しもうかな。」
ジョルノ「僕も、ベルベットルームさんのところのバーでゆっくりしましょう。勿論、みんなを誘ってですね。」