希望の街 【破】11 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

と、気が早いものの、これから先のことを考える一行である。が、そんな呑気なことをやっていると、突如島の中から轟音が響き渡ってきたではないか。そして、今度は地響きが起き、土砂が流れ込んできているではないか。

 スピードワゴン「おいおいおいおい、何が起ころうとしてんだぁあ、こいつは!!」

 ジョルノ「これ又唐突すぎませんか!?今の今まで何もなかったはずなのに!?」

 

と、同時に、突如どこからか声が聞こえてくる。と、すぐに三人の目の前に急にテレビの砂嵐のようなものが視界に写った。と思ったら、今度はそれがまるでテレビの映像のようになる。魔術による立体映像通信だ。映像の主は【トネリコ】。扉の前で山本たちの帰りを待っていたが、あまりの状況に思わず彼らのいるところに通信を繋げたようだ。

 トネリコ「すみません!!緊急で連絡です!誰か助けてくれませんか!!」

 

要はこういう話だ。どうやら、山本たちが辻谷達と再開を果たしていたその瞬間。それは急に起こり始めた。島の外郭から急に島が崩壊を始めたのだ。

扉の中にはまだ山本たちがいるから、早く助けに来てほしいということらしいのだ。 

 

このまま放っておけば、彼らがこの扉を出る前に山が崩壊する上、自分たちも危ないというところだ。