第二部 外伝  第一回財閥会議 14 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 オベロン【さてさて、ようやく会議が始まる時間だけど…メインは中川財閥。恥ずかしいことはないようにいたいねここは。】

日本を名だたる財閥の御曹司たち。オベロンは流石に緊張している模様である。それと、もう一つ。このビルを取り囲んでいる者達に対する警戒である。

 オベロン【それに、この建物を取り囲んでいる敵さんを何とかするひつようもあるかならねぇ?彼らには、おとりになってもらおう。何、妖精国の時のようにうまく振舞って見せるさ。】

そうして始まる会議。オベロンは、いつもの王子様スマイルで会場に入る。

 オベロン「やあ!ご機嫌いかがかな?みんなに逢うのはもう何度目かな?」

と皆に投げかける。…実の所、彼の顔を見たことがあるという者は結構おり、今日のパーティー含め、今日で会うのが初めてではないという人も存外いるのだ。例えば…。

 四宮「会長、オベロンさんが現れました。」 

 白銀「ああ、現れたな。いつもの通り、営業スマイルが素敵だ。…さて、四宮。準備は出来ているな。」

とプレゼンの準備に気合が入る秀知院の学業ランキング一位と二位。特に、今回は世界の危機と来たものだ。

 四宮「ええ、できてますよ会長。…だって、地球の危機ですものね…。」

 白銀「そうだよな。…本当に俺たちでいいんですかね?世界の危機救うの?え?やばくない?」