そう、この会議の前にこの二人はオベロンに遭遇済みである。それはある日の秀知院の出来事である。
オベロン「…ということなんだけど、藤原議員の言っていることは間違いない。他の財閥関係の調べでも確かにこの世界に危機が迫っていることは間違いないと言って問題ないだろう。」
いきなり深刻な内容だ。それもその筈、オベロン達がこの世界に紛れ込んで一か月経ったほどのはなしだ。場所は西日本にある地方都市【冬木】。その上空に可視は出来ないものの、謎の空間のゆがみが発生。国家機密として一部の財閥や政府関係者のみに明かされていた。それに、ごく一部の天才的な頭脳を持つ者とその協力者にも情報が知られており、この秀知院生徒会【全員】にも明かされているのであった。
会長の白銀、副会長の四宮、書記の藤原、会計の石上、そして風紀委員としてよく出入りしている伊井野の五人だ【会長と会計は男性、残りの三人は女性。会計と風紀委員は1年生であとは2年生だ】
白銀「…その話は本当なのですかオベロン社長」
オベロン「間違いないさ。ほら、今回の事件における内閣総理大臣とか他の財閥のサイン。…間違いなく本物だ。」
と、横で見ていた藤原書記がサインを確認する。
藤原「あ、これ間違いないですよ。私のパパのサインも本物なので本物ですね。」