テレビを見る習慣はあまりないのですが、友達にすすめられて最近はまっている番組があります。
それは地上波TBSの「不適切にもほどがある」という、ちょっとした話題になっているドラマでして…
内容は妻に先立たれた主人公(体育教師)が1986年の時代から2024年にひょんなことからタイムスリップしてしまい、空気を読まない「昭和のおじさん」が令和の時代の違和感に不適切発言を連発し、みんなを恐怖のどん底に陥れつつも最後はみんなの共感を得られるオチで終わるという内容で脚本もコメディタッチですが、
主人公役の阿部サダヲをはじめ出演者の演技も面白くて、毎回爆笑させてもらってます。
例えば、昭和の部活の描写では、部活の練習中に水を飲んだ部員がいたので連帯責任で全員並んでケツバットとか…
いまじゃー下手すると逮捕案件ですが 当時は確かにそんなことありましたわ((笑)
私の中学の部活の顧問は体の水分を絞り切って小便が血の色になってきたら一人前とか
真面目に言ってたもんね((笑)
このあいだ長女(20代)にも、これ面白いからと録画を見せたら、
「え、、昔はバスでタバコが吸えたの?まじか~ありえんでしょ」と驚いておりました。
ひと昔前は駅でも電車でも灰皿があって普通に吸ってましたよ、電子タバコなんかなかったしね。
あと各種ハラスメント対策や働き方改革などが進んで、前に比べて若い子たちや女性には生きやすくはなっているのだろうけど、あまりにもみんながそのことに敏感になりすぎて、人とのコミュニケーションや各人のやりがいなどを奪ってませんか?
そして昔に比べて人に対して不寛容になってきていませんかね~
というドラマ内の問いかけが考えさせられます。
こんなに各種対策が進んで前より格段に生きやすい筈なのに精神を病む人は減ってないですよね。
さて私もゼネコンに33年前に就職した時を振り返ると、
入った当初はパソコンなんてものはなかったので書類はワープロで作成してましたし、
今はCADの製図も全部手書きで文字は定規で書いて線の引き方も
鉛筆を回して線に光沢を出すなどして、いまより数倍の労力が必要でした。
写真も町の写真屋さんが毎日事務所を回って、撮影したフィルムを次の日にプリントして
持ってきていたし、カラーコピー機なんてのもないので、全部色鉛筆で塗ってましたね。
なので、検査前になるとやることが多すぎて、事務所に寝袋持ち込んで泊まり込みとか普通にありました。
いま考えると、良くあんなのできたな~って
でも、事務所みんなで麻雀大会とか、仕事帰り先輩に飲みに連れて行ってもらったり、現場の竣工祝いで温泉旅館行ったとか
それはその時代も楽しかったなと、懐かしい記憶もよみがえりました。
いまは効率化が進んで確かに時短などには貢献しているのだろうけど、
遊びの部分が無くなったことで心の余裕というのが無くなっているのかもしれません。
昭和の良いところ、令和の良いところをかいつまんで、みんなが楽しく生きれる社会にしたいですね。