私達、トラストでは、月に一回「致知」という本の記事を読み、その感想を一人一人発表して、
その感想に対してまた、各自感想を発表していく事をしています。
この「致知」の本は、本当に感動、心に響く事が書かれていて、毎回とても勉強になります。
何より、皆の感想から得る事もあり、他の人の感じ方捉え方にも毎回勉強になっています。
その中で、先月4月のミーティングでの「致知」の内容は私にとって、とくに心に残った内容でした。
今回はその時の私の感想や、その後思った事を書こうと思います。
社内での発表時には感想だけですが、今回は写真も一緒にのせての感想になります。
4月の記事では、北海道を代表する洋菓子メーカー「きのとや」長沼昭夫さんのお話しと、日本赤十字看護大学名誉教授の川嶋みどりさんのお話しでした。
私の感想がこれから書く内容でした。
【今回の致知を読んで】
今回は長沼さんと川嶋さんのお話しの内容で私が一番心に残った所が、本当に同じように
感じた所でした。
長沼さんのお話しでは、「運命をひらくために最も大切だと思うのは、感謝ですね。それも
すべてのものに感謝する。食中毒事故にしても本来は起こってはいけない事ですが、でもあの事故があったおかげでいまがあると感謝しています」と言われた所で、
川嶋さんでは「困難を与えられるということは、そこに必ず意味があります。でもその意味は自分で掴みとるしかない。だから困難に直面した時まずは受け入れるようにする。そして一歩でもいいから足をかけ、バネにして乗りこえるすべてが人生の糧になり、明日に繋がっている。乗り越えた先に待ち受ける喜びは誰ものでもない、自分だけのものなのです。」の所です。
私も、2人と同じように、自分に起こる事すべてに意味があると思っています。
ただ嬉しい事や楽しい事が起こると受け入れやすいですが、本当に辛い事やしんどい事が起こった時はすぐには受入れられない時もあると思います。
時間がかかったりします。
私は子供を授かってからは、子供の事で気持ちが嬉しくなったり、辛くなったり、今に繋がっていると思う事がいくつかあります。
長男の時は中学3年生の野球部最後の試合に間に合わず、旦那さんから「今終わったよ。最後1打席しっかり振って1塁に滑り込んで、アウトになったけど立派にやり終えたよ」と電話で聞いて、車を停めて最後を見てやれなかった事に涙が止まらず、ずっとその場で泣いた事。
その事は今でも忘れられません。旦那さんが最後見届けてくれた事にどれだけ感謝したか分かりません。
それからはとにかく、自分が後悔しないようにしたいと思っています。
高校野球は最後も見届ける事が出来ました。
次に子供達の事ですが、
長男は今でも大学生活をもっと充実したものにしたかった。大学生活を思い出すと胸が苦しくなる。と言います。
2年生でほとんど単位を取っていたので、学校にも週に3回くらい行けばいいだけで卒業できます。バイトも週何日か。サークルは馬術部に最初入っていましたが、2年生の後期でやめたようで、3年生で野球部に入ろうかと迷ったみたいですが、タイミングが遅いと自分で踏み出せず入らなかったようです。そのまま時間が経ち卒業しました。
長男の大学に母と一緒に
大学の校内
馬術部で
でも今なりたかった動物園の飼育員になってしっかり楽しんで毎日仕事しているんだから
いいんじゃないの?と言っても、そう思おうとしても、でもやはり大学生活へのやり残した思いがあり、その事を思い出すとぐーと胸が苦しくなると言います。
3歳からの夢 動物園の飼育員になって
可愛いレッサーパンダと一緒に
次男は中学までは野球部レギュラーだったけど、高校野球ではレギュラーではなかったので、
最後の試合代打1打席にかけて、夜な夜な旦那さんとも打つ練習を1週間して臨んだ最後の夏の試合で打席が回る前に試合が終了してしまいました。
守備でもボールが飛んでこず触らず終わってしまった。すごくショックを受けていました。
その事で夏の間、夏が終わってもまだ気持ちが大学受験に向かえず切替ができなかったようでした。
でも、最後は乗り越え受験を終える事が出来、最終的に行きたい大学に行けた事。
クラブに打ち込む気持ち、やりたい事をやりたい時に精一杯やる事を在校生の前で堂々と話しが
できたのは、自分の頑張った苦しんだ体験があるから話しができたんだと思います。
高校の先生や塾の先生にもよく切り替えて全力で頑張ったと言われ、誇らしげな顔をしていたのを覚えています。
兄について始めたソフトボール
ピッチャーでした
中学校野球部
高校野球部
大学野球部
長女は高校時代、毎日、土日もなく学校が終わったら、塾に寄って船の最終便で帰ってきていました。
部活もテニスに入って3年間やりました。
大学受験では、ずっと3年間目標にしていた大学にいく事が出来ず、今でも合格発表の日を思い出すと心がぎゅーと苦しくなるといいます。
それくらい頑張ったんだと思います。
高校テニス部
先日、今の大学で「学業成績優秀特待生」に選ばれました。
娘の学部457人中上位8位に入れたら学費が半額になります。
それに3位で選ばれました。
学費が半額になったのも嬉しかったですが、なにより本当によく頑張ったんだなと思い嬉しかったです。
国際学部自治会の委員長もさせてもらったり、バイトも楽しいととても充実していると言います。
それでも、やっぱり受験の事を思い出すとぎゅーと気持ちが痛くなると言います。
大学の入学式
留学先ミネソタの大学
とてもお世話になったご夫婦との出会い
日本に帰国する日
私は、川嶋さんが言われた言葉「乗り越えた先に待ち受ける喜びは誰のものでもない、自分だけのものなのです。」が突き刺さりました。そうなんだ、子供達それぞれ悩んで苦しんだ事は子供達それぞれまだ乗り越えている最中なんだと思いました。
勝手に今がいいからいいではなくて、子供達がこれからもっと色々な経験をして自分のその苦しかった経験があったからこそ、自分だけの喜びをつかめる事ができたんだと分かっていくんだなと思いました。
だからこそ、私もまだまだ、色々な経験をして、乗り越えた喜びをつかんで進んでいき、成長していこうと思いました。
以上が私の感想です。
その後私が思った事が、
苦しかった事を思い出して平気になるんではなく、
やっぱり苦しかった事を思い出すと、心がぎゅーと痛くなるんだろうと思うけれど、
それでも、その経験のおかげで今の自分があると喜びに変える事はできるんだと
思いました。
だからこそ、今自分がやりたい事が出来る事、日常が普通に過ごせていいる事に感謝の
気持ちを持って色々頑張ろうと思いました。
この「致知」の本から学ぶ事はとても多く、私は元気を毎回もらっています!
きっと皆さんも読むと、元気をもらったり、日常の当たり前の大事さなどを
考えさせてもらえる事がたくさんあると思います。
もしよかったら、読んでみて下さい。
大出 美恵