一寸の光陰軽んずべからず
この頃、寒くなり
秋かと思えば、冬の訪れが来ようとしています
時の経つのは速いものですね、
一年が過ぎようとしています
年寄りになれば、年が経つのが侘びしくも有り
寂しくも有りでございます
小さい頃教わった言葉を思い出します
少年老い易く学成り難し
とらんくすや。親父
まさに、学が身につく事が無く
年寄りとなってしまいました
偶成(ぐうせい)
偶然に思いついて
出来た詩という意味ですが
謙遜されている様なお言葉ですかね
儒学者の朱子(しゅし)の詩です
少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草の夢
階前の梧葉 已(すで)に秋声
少年と思っているうちに
すぐ年を取り、学問は成就しない
なので、少しの時間も無駄にしてはならない
池の堤に春の草が萌える長閑な夢が醒めぬうちに
もう庭先の桐の葉が色づき始めている
そして、秋風が吹いている
朱子(しゅし)は日本の朱子学者に
大きな影響を与えています
林羅山(はやしらざん)、
新井白石(あらいはくせき)、
室鳩巣(むろきゅうそう)などです
なので、とらんくすや。親父も
子供の頃、聞いていたのですね
日本の文化に入り込んでいる
朱子学の詩かもしれません
とらんくすや。親父の様に
爺様になってから反省しても始まりません
時は、待ってくれません
若き諸君 有効に使って下さい
ゲームばかりでは、
後で、泣きべそをかきますぞ!