玉に瑕(きず)
日本では この言葉
この一点欠点が無ければ、完璧なのに
惜しいものだ
というふうに、使われます
「説林訓」
に記されているものをご紹介いたします
鼠穴(そけつ)を治めて
里閭(りりょ)を壊(やぶ)り、
小皰を潰し座疽(ざしょ)を発するは、
玉に纇(ふしい)有り、
玉に瑕(きず)有るを
之を置けば則(すなわ)ち、全く、
之を去れば、則(すなわ)ち、
虧(か)くるが如し
注 鼠穴(そけつ)⇒鼠(ねずみ)が作った穴
注 里閭(りりょ)⇒村の門
注 小皰 ⇒小さいニキビ
注 座疽(ざしょ)⇒膿を持つ悪性のできもの
注 纇(ふしい) ⇒こぶ
注 虧(か)くる ⇒欠ける
鼠の穴を修理して、村の入口の門(里閭)を
壊してしまったり、
ニキビを潰して、
座疽(ざしょ)になったりするのは、
真珠にこぶがあったり
玉(ぎょく)に瑕(きず)が有ったりする場合
そっとしておけば、それでよいものを
その瑕(きず)を取り除こうとして
壊してしまうようなものである
世の中 完璧なものは得難いのです
逆に言えば
一つや、二つの欠点が有って当たり前なのです
今、男性の結婚が遅れています
男性諸君から
とらんくすや。親父 お話を良く聞きますが
何故か、皆さん
完璧を求めている気がします
完璧は99%有りえませんぞ!
欠点も魅力の一つと考えるべきです
また、己自身が完璧かと言われれば
その様な人は99%有りえませんね
また、女性にお願いします
ニキビも愛嬌のうちです
変に整形手術など為されませぬよう
お願い申し上げます
完璧に近づけようとして
全体を傷つけてしまう事になるのです
とらんくすや。
藩津(ぱんつ)も
完璧では有りません
欠点も愛して頂いている顧客様が、
おられるお蔭で成り立っています
お客様に感謝する
とらんくすや。親父でございます