母の息子への思いを、鯉に託し | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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母の息子への思いを、

鯉に託し



本日も、御来店の御婦人のお客様から

尋ねられました

「どの柄が、出世、成功するのか?」

とらんくすや。親父 真面目に答えます

「努力をして困難を克服し、登りつめるには

やはり、登竜門伝説の鯉ですね

登れそうにない滝を魚の中で、

鯉だけが登り切り龍になったという伝説です

一気に頂点まで達したい場合は、

一気昇天す

つまり、湖の底から、

天まで一気に昇天すると言われる龍でございます」

御説明が終わると、直ぐに、

御婦人は、の柄を選ばれました

「息子には、少しは、努力してもらわないと」

さすが、親心でございます

とらんくすや。親父 ふっと、涙ぐみました





功の成るは、
成るの日に成るに非(あら)ず、

蓋(けだ)し、
必ず由って起こる所有り
成功というものは、それが完成した日に、

突然完成するものではないのです

完成するまでの、道程があるのです



また、周りの支えや、

それまで努力した人達のお蔭が有るのです

これを、忘れてはいけませんね



己一人で出来たのでは無いということですね



ノーベル賞も賑わっていますが・・・

これも、江戸時代より日本人は、

一生懸命学問をしてきました

その日本人の勉学、勤勉の精神を培ったのは

寺子屋の師匠達です

報酬が無くても子供達に教えたのです

その流れが有り 
ノーベル賞に至っていると思います

日本人に与えられた賞であると
皆でお祝い致しましょう



本日の御婦人 
いや、お母様 息子様に対する思い

本当に感じ入りました

涙ながら語る 
とらんくすや。親父でございます



日本の国魚(こくぎょ)は、錦鯉

努力して滝を登る、

日本人の勤勉努力精神に、
似合っていますかな



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