着物、浴衣には 扇子が必須 | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

着物、浴衣には 扇子が必須



浅草 暑くなると浴衣姿のお客様が増えます

無くてはならないのが、扇子です

これが無いと、様になりません



何故? 

本日は、扇子について語りましょう



扇子(せんす)

古(いにしえ)では、
扇(おうぎ)と呼ばれていました

「あふぐ」(扇ぐ)
「あふぎ」からだとされます



起源は、中国などから渡来した

「うちわ」が変化したものだとされます

現在の扇子の様に
折りたためる物にしたのは

日本なのです

開いたり、閉じたり 

出来るようになったのです

日本民族 頭が良いのです



余談ですぞ

この開閉自由な扇子が、中国に輸出されたのです

平安時代の出来事なのですが、

中国は、これをヨーロッパへ売ったのです

風を送るもの 

日本で扇(おうぎ)
中国で扇(せん)
ヨーロッパでファン

となったのです



ですので、 扇風機 「ファン」は、

日本起源の言葉なのです





扇子(せんす) いや(おうぎ)

日本の礼儀に大きな役割をしています



挨拶に扇子(せんす)は欠かせません

座って挨拶をするときに、

畳んだ状態の扇子を自らの膝前に置き、

それを境にするように相手に挨拶するのです

扇子に自他の境の結界の役割を持たせたのです



挨拶して頂く方は、有り難く感じるのです



結界とは・・・

聖なる領域と俗なる領域を分け、
秩序を維持する為に

区切る事です

勿論 自分自信は、
俗なる者であると下げ降るのです



もう一つ 役目が有りました



今時は、
平気で人前で大笑いされる事が多いですが

笑う時は、
扇子で口を隠すのが当たり前だったのです



礼儀として、笑うときに歯が見えないように

扇子で覆うのが礼儀なのです



扇子は、
 

礼儀作法に無くてはならない存在でございました



暑さを凌ぐだけの扇子ではない事を

ご理解下さいませ



扇子 末広がりで縁起が良いとされます

着物や、浴衣を、お召しの折りには

扇子忘れてはなりませぬぞ



扇子一本で

センスアップ




駄洒落で締める

とらんくすや。親父でございます

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