老馬の智 上手くゆくぞ! | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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何卒、ご了解の程お願い申し上げます

老馬の智 上手くゆくぞ



今年は午(うま)年です

6月も終わりに近づき

折り返し地点になってきました

年頭の初心の誓いには、

何を念じられましたでしょうか



万事馬九(上手く)行きますように

我が、とらんくすや。 藩津(ぱんつ)にも

その名がございます

馬 万事上手くゆく 茶 (商品コード0162)

さあ、折り返しです

気持ちを引き締めて後半に参りましょう



本日も見てしまいました

足に障害のある御老人が歩いていても

若者が、5~6人で喋りながら

横並びで歩いています

御老人を除けようともしません

もう少しで、ぶつかるところでした

慌てて、とらんくすや。親父

「大丈夫ですか」と近寄りました

気丈にも「大丈夫」と、

ご返事が返って来ました

安心しました



お年寄り、子供連れの人には、道を譲る、

ましてや、横に並んでゲラゲラ笑いながら

通行人を無視して歩くなどは

言語道断でございます



私め、とらんくすや。親父も老人です

枯れ木も山に賑わい


等と言いますが、枯れているからこそ、

価値が有ると言うこともございます



馬 と 老人 と引っかけて・・・



老馬のお話でございます



中国の春秋時代でございます

桓公(かんこう)(斉の十六代君主です)

狐竹国(こちくかん)を

討伐して、国に帰ったのですが、

春に出陣し、帰国したのが冬だったのです

景色が一変し、路に迷ってしまいました



管仲(かんちゅう)名宰相であります

管仲(かんちゅう)が、言いました

「老馬の知恵が役に立ちます」

老馬を放して、後をついて行きますと

迷わず帰る道を探り当てたのです



老馬は、覚えていたのです

馬は、嗅覚などの感覚が
非常に優れていると言います



そこから、経験豊かな智恵の事を

老馬の智
 

と言うのです



幾ら頭が良くても、経験豊かな者にはかなわない

管仲のような名宰相でも、

この様な時、老馬に随(したが)うのです

管仲随馬

管仲 馬に随(したが)う

頭の良い人でも経験には敵(かな)わないことの

喩(たとえ)なのです



御老人の経験豊かな智恵や、

老馬の人間には判らない智恵などを

疎(おろそ)かにしてはならないと思います



今年 午(うま)年の後半戦では・・・



万事 馬く(上手く)行く老人 




になりたいと願う

とらんくすや。親父 でございます
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