想像で補う!(創作裏話) | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

 こんばんは、ブログ更新サボってました・・・

 一昨日更新しようかな~っと思っていたのですが、結局、今日です。

 

 今回は計画通り、雑談でお贈りします。

 タイトルのとおり「想像で補う!」がテーマです。

 

 話題にしようと思ったのは最近公開した下のシーンです。

 

 

 ここに出てくる「青春」という言葉・・・(アオハルかよ!?(それももう古い!(笑))

 昭和20年の青少年にだって青春と言うべき時期はあったと思います。

 しかし「青春」という言葉を口に出して使っていただろうか?

 

 「青春」という単語自体は中国の五行思想に源を持つ古い言葉です。

 なので、そういう単語はあっただろうと想定します。

 一方、口に出していたか?と言えば・・・

 

 青春がどうのこうのという歌や映画は戦後の昭和時代って感じがしませんか?

 戦時中に「青春」という単語を使ってたかはわかりません。

 

 わからないから想像で補います・・・危ういことはわかってるのですが・・・

 

 実は、戦時下の緊張した舞台での、彼女たちの「青春」という単語を含むセリフは、何か違和感を感じながら描きました。

 「ん~?、いきなり現代人的な価値観を口にしましたか!?」って・・・

 

 そして、このシーンではその違和感も大事にして描こうと考えました。

 違和感が過去の彼女たちと現在の私達をつなげてくれる、違和感がキャラクターの存在をより強く意識させる・・・そういうこともあるかもしれないと思いました。

 

 

 

 もう一つ・・・下図は今、下描きをしている部分です。

 

 

 広島県産業奨励館の南の元安橋を渡っているところです。

 この下描きはダウトな部分があります。

 

 格子状の「欄干」は昭和20年当時は金属供出されて存在しません。

 (昭和16年までは存在。なお、平成に入ってから元安橋は掛け替えられ、戦前と同じデザインの欄干が復元されています)

 

 

 では代わりに何があったのか?

 文章資料では「石造りの欄干」だったといいます。

 また、その石造りの欄干は原子爆弾の爆風によって川に落下しましたが、後に引き上げられた遺構は今でも見ることはできます。

 しかし、決定的な資料となる当時の写真は今の時点では見つけられていません。

 

 ただし、当時の絵を残してくださっている方がいます。

 この絵と引き上げられた遺構から当時の姿を「想像」しようとしているところです。

 所詮は私は素人です、この想像は信頼の点では危ういものであることを重々承知の上で作業をしていきます。

 

 

 

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