こんにちは!
今回の記事は、いわゆる「メイキング」です。
8月のコミティアでの発行を目標にしている「ヨシノ編」の表紙を作ろうとしております。
その制作の節目ごとにツイッターでブツブツと言ってきました。
その内容をブログにも再掲載します。
技術的な試行錯誤以上に、デザイン面、情緒面での追求がメインです。
この一連のツイートはツイッターの「モーメント」にまとめたこともあり、ご存じの方もいるかもしれません。
同じような絵ばっかりですが、微細な違いと、その際に考えたことをお楽しみ(?)頂ければなあと思っあています。
(画像はやや縮小表示しています。
クリックすると、やや拡大されるものもあります)
· 5月22日
おはようございます。
今日も早起きだけは出来るんだけど、朝だからか(?)とにかくアイディア出しは全然ダメ(僕の場合)
漠然と時間だけが過ぎるの・・・
ちなみに表紙を作りたいと思ってるところです。
・ 5月23日
おはようございます。
昨晩からの作業(ほとんど頭抱えてる時間)の成果・・・
表紙を作りたいんです。
A5版で全身入れるとキャラが小さくなる懸念はあるんだけど、今のところ、こんな方針が最も「悲しくて」惹かれる。
あと、これはポスターにもしてみたい感じ。
・5月25日
おはようございます。
キャラにペンが入るとニュアンスが変わってしまうってのはこんな感じで・・・
顔は気をつけたんだけど、身体の生々しさとか肉感が薄くなってしまった感があります。
一方で線はキレイだし繊細で洒落てる、別の良さもあるので悩ましいところだと感じます。
・ 5月28日
今日の表紙の作業はこんな感じで・・・
背景は。まずは想定したところまで進めた。
キャラの色が仮なので、また変わりそうだけど、現時点では良く言えば「やさしい」、悪く言えば「弱い」。
「弱い」とイベント会場で目立たないと思うが・・・
(続き)
ほいじゃ、これでどうかね?
答えはこれだけじゃないとは思うんだけど、とりあえず2つ並べて見ましょう。
あとは、ちょいと寝かせます。 レイアウトだけじゃなくて色遣いでもかなり変わります。
ただ、今回は自分のワガママで下地は桜色でいきたいのです。
一晩寝かせて見ますと、背景は狙いに近いオサレ感で訴求力はありそうに思います。
題名の文字は絵の中央に被らないレイアウトの方が絵のディティールと奥行きを隠さないので良いが、うるさくならないように調整は必要な感じ。
そして、何と言っても「悲しさ」が全然出てないね
・ 5月29日
表紙の絵を作ろうとしています。
今日はこんな感じ・・・
昨日の状態と比べると、少しは「悲しみ」が出てきているように思ってます。
それにしても、すっげー難しい。
繊細な調整をやってます。
そして細かいとこまで頑張っても印刷で再現できないってオチだわ、きっと(^^;)
色が入った後に色レイヤーを非表示にしたらインパクトがあって「おっ!」って思う。
悔しいから中表紙用にモノクロ版を作る・・・
そしてしばし考える。
・・・やっぱ、地味でも色があったほうが良いなと。
色なしは亡霊みたいだ・・・
一見、鮮烈な絵に見えても"亡霊”に見えるのは少なくとも表紙では不本意だ。 それは「悲しみ」より「ショック」の方が大きい感じがする。
絵に込める感情として、当初の目的とズレてしまう(ズレてもいい場合もあるけど、今回はそうしたくない)。
ただ、中表紙でショックはありかも?
<まとめ・補足>
現時点でもっとも完成に近い状態は5月30日にツイートした上図です。
また、多少の手直しをすると思います。
上記のツイートでも度々言ってるように「偶然出てきたきた鮮烈さに惑わされて『本来求めていた感情』を忘れないようにしたい」のですが、僕個人がケバくて派手(=鮮烈)な絵を好む傾向にありますので、それを重々自覚して作業しておりました。
それとは別の理由、それは「会場で目立ちたい」という企みも、迷いの一つです。
これは、現在は重視するのは止めました。
目立つってのは、売ることを考えたらどうしても気になることではあるのですが、ご購入くださった方のお手元に行った時点で、もう関係ない要素なんですよね。
では、尻切れトンボ気味ではありますが、これにて!
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