こんばんは!
そろそろマンガの執筆再開を気にしているのですが、とっかかりが掴めなくてできてません。
言い訳はいい!(笑)
今回のブログ記事も自己紹介的な内容です。
ちょっと暗い過去も書きますが、今は過ぎたこととして切り離したいと思ってますので、ふふ~んって感じで御覧ください。
創作とイラストと「私」
今はもっぱらマンガを描こうとしている僕ですが、イラストをよく描いていた時期もあります。
そして、創作にかける思いという根っこではマンガとイラストに対するスタンスは同じです。
現在では創作クラスタというのに属すると思う僕ですから、イラストは物語の一シーンを込める・・・って気持ちで取り組みます。
ですが、もうちょっと別の考えでイラストに取り組んでいた時代もありました。
ある意味で「逃げと迷走」の時代だったと思います。
先日の記事でゲーム業界にいたと記しましたが、会社の中で「立身出世」をするための自分独自のスキルをつけて認めてもらおうって考えてたのです。
その自分独自のスキルというのが「イラスト」。
それのどこが「逃げ」なのか・・・?
僕はゲーム業界在籍中に強迫性障害という精神的な病気をやっちゃっいました。
これの典型的な症状に「強烈な不安感」というのがあります。
不安感の理由に根拠の有無を問わず「加害妄想」というのがあります。
つまり「自分が何か悪いことをしてしまっているのではないか?」という強烈な不安です。
創作において悪いことなんてそんなにないですよ!と今なら自信をもって言えます。
しかし、病状がひどかったときには
「ゲームを通じて主義主張をプレイヤーに押し付け誘導しようとしている行為に加担している」
そういう罪悪感を抱くようになってしまいます。それも強烈な。
・・・これを理解できる人は少ないと思います。
どこからどうみても妄想以外の何ものでもないのですが、この罪悪感があってゲームを考える上で、そもそもやりたかったストーリーや思想やメッセージを表現するってことが怖くてできなくなりました。
(この思想やメッセージって僕が考えたんじゃないですよ!もっと上の人が作った企画書に書いてあるものですよ!)
ゲーム制作からストーリーや思想やメッセージに関わる要素を除いて(つまり逃げて)、その上で好きだったのはイラスト(特にキャラクターデザイン)だったというわけです。
さて、「迷走」ってどういうことかといいますと、今はどうかわかりませんけど10年くらい前ではゲーム制作って現場の現役は30代半ばくらいが「定年」です。
その後は転職するってわけじゃないのですけど、現場というよりは「監督」や「経営」といった管理職に就くパターンが多かったわけです。
ですが、僕は病気をやってしまって、管理職としての信用はなくなっていました。
実際、僕自身も病状を抱えた状態で管理職は難しいということをよく分かっていました。
しかし、現場仕事をする「旬」も過ぎてきていることを察しておりました。
現場は若くて洗練されたセンスを持つ人がどんどんやってくる。
自分は若者に勝てないぞ、という焦りもしんどかったです。
では、その中で自分の強みを作りたい・・・ってことで「キャラクターデザイナー」を目指そうってことを考えました。
社長殿!社内に専属のキャラクターデザイナーがいると良くありませんか?
外注するより安いですよ!!・・・って。
これは迷走です(^^;)。
業界のことをよくわかってる人は笑ってしまうかも・・・
ですが、神経衰弱も極まるとこういうことになります。
実際には、社内にそのようなニーズはなく歯牙にもかけられませんでした。
その後、結局ゲーム業界はドロップアウトしました。
ただし、イラスト描きは続きました。
むしろ業界にいたときより自由に描き、描いてネットで発表することを通じてストーリーの一コマやメッセージを込めることにも慣れてきました。
その後、数年を要しましたが強迫性障害の症状は、かなり改善しています。
今はご覧の通り、デリケートなテーマにも取り組んでいます。
いつぞやブログにも記した通り、表現活動には「配慮しなければいけないこと」って絶対にあるとは思います。
ですが、相当にドギツイ表現をしたとしても、それ自体を罪に問えるかといえば、限定的だと考えます。
今後、心情の変化に苦しむことはあるかもしれませんが、もっと自信をもって続けていきたいと思ってるところです。
※今回アップしたイラストは、ばらつきはありますが描いた時期はいずれも古いです。
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