原爆忌によせて | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

 こんにちは、本日は広島の原爆忌です。


 拙作においてテーマの一つとして描かせて頂いていますので、この日にブログで話題にしないわけにはいかないと考えております。

 

 核兵器の使用は人類が人類に対して行った最も酷いことの一つであり、忘れてはならぬことであり、二度と起こしてはならないことです。
 と、同時に僕の感情を申し上げるならば、その惨事が自分の身の上に起こる恐怖を抱き続けるのが苦しいということがあります(それ故に、マンガも描きますし、今回のような記事も書きます)
 最も理想的かつ根本的な解決は核兵器をゼロとすることです。


 これについては後述するとしまして、まずはちょっと余談です。

 

 

 


 上図の4コママンガは2012年の8月6日にアップしたものです。
最初にヨシノ(最近ブログで公開している作品の主人公)が最初に登場したのは2012年の4月ごろにアップした「出会い~回想編」と題する続き物の4コママンガでした。

 

 この際のヨシノの口調と上図の4コママンガをアップした”タイミング”によって、ムジャ子の過去を察してくださった方は、少なからずいらっしゃったようです。
 当時は、ヒロシマをモチーフにしたマンガを作ることには恐れおののきつつ・・・と感じていた時期でしたので、「これは、つまりこういうことなんですよね。すぐにわかりましたよ」とコミティア会場で知り合いの方にズバリ当てられた際には、少しビビっておりました。

 


 では、余談から本線へ戻ります。
「核兵器の廃絶」は多くの方が核の脅威を解決するための根本的な手段だと認識していると思いますが、現実的には気が遠くなるほど難しいというのが事実だろうと考えます。


 何故かといえば、これは人間自身の問題だからです。


 「抑止力としての核兵器の容認」という説明も行われますが(残念ながら)現状維持のための一つの方法として、僕個人はその説を否定はしていません。

 

 ただし、核兵器があり人間がいること・・・これだけでも不安要因と言えること、さらには不可避の災害や予期せぬヒューマンエラー等があり得ることから、常に大惨事と隣合わせにあるかもしれない現実を忘れてはいけません。


 結局のところ「現実的な」方策を取らざるをえないにしても、それは危険であり、根本的な問題の解決は核兵器の廃絶であることを私たちは認識しなければなりません。


 日本には核兵器は配備されていません。少なくとも配備されていないことになっています。
しかしながら、核軍縮の問題は日本人の問題でもあります。
 オバマ大統領は核軍縮を進める一歩として「核兵器の先制不使用」を検討しています。
実現すれば核廃絶に向けた着実な一歩となるでしょう。
 そして、それは「日本を守る核の傘」が弱くなる懸念を含んでいます。
すなわち核軍縮の問題は日本の問題でもあります。

その懸念に対して日本人・・・もとい一人ひとりはどのような選択をするのか?
 十分な思慮の上での判断が求められるでしょう。

 

 なぜ、このような「核軍縮に水を差す」ような意見まで取り上げたかというと、問題を熟考し、よく理解したいと思っているからです。
 願わくば、世界の人、一人ひとりが熟考し理解して下さればと望んでいます。
 熟考のためには「目を背けたくなるような複雑怪奇な現実」にも視線を向ける必要はあると思います。

 

 そして、熟考の末に見出した結論は、おそらく揺らぎません。
少なくとも感情論やヒステリーや熱狂から生じた主張よりは堅固であり、また現実的な実効性があると考えています。


 願わくば、世界の人々が熟考と理解の上で平和を作る方策を見出し、また核兵器の存在への対応を見出してくださいますよう・・・


以上、乱文、長文失礼いたしました。

 

 
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