一日だけ、お正月らしいこと | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

こんばんは、今年も10日すぎてしまいました。
昨年末に母が怪我をしたり、自分は元旦から調子を崩したりして、今年はほとんどお正月らしい雰囲気じゃありませんでした。


 それでも、一日だけ冬休みの最後の日(つまり1月3日)にお正月らしさを味わってきました。


 例によってスクーターでお出かけです。
 今年も結構お出かけブログになるのか?


 さておき、今回の行った先は千葉県の印旛郡栄町というところにある「暴走のムラムラ」
・・・じゃない「房総のむら」という場所です。



<房総のむらとは>


 江戸期の千葉県の小都市の町や農村の建物を移築し、当時の雰囲気や風俗を再現している「体験型の博物館」です。
 千葉県立の施設でして大人の入場料は300円と大変リーゾナブル。
 (ただし、場内で食事したり手芸や工作を体験する際には別料金がかかります。)



 1月2日と3日は、この「房総のむら」でお正月イベントを行っていました。
 町並みや建物には正月飾りを施し、獅子舞や猿回しなどの演芸を行ってました。

 多少の写真でご紹介します。

江戸の町並み2

江戸の町並み1

 江戸時代の町並みを再現したエリアです。
 ちなみに、ここは時代物のドラマや映画のロケ地としてもよく使われているそうです。
 昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」で明治初期の群馬県としても登場しました。
 千葉県民である僕は一目で「房総のむら」だ!と気が付きました。

 何年か前にはいろいろと改装して、なんか強引に「昭和初期の町並み」に仕上げてロケしたこともあったそうです。
 見たかったなあ(もちろん資料的な意味で)。


豪農の正月飾り

 こちらは、農村エリアから一枚。
 豪農の本気の正月飾りです。
 海の幸、山の幸を神棚に捧げます。
 面白いのは一番左側。これは「傘」です。
 傘は末広がりの縁起物なのです。


ちんどん屋

 再び、町並みエリアに戻りますと「ちんどん屋さん」の公演をやってました。
 僕は、ちんどん屋さんを知ってる世代ではありません。これが初見です。
 派手な衣装をつけて鐘や打楽器とラッパやサックスなどの楽器を演奏しながら練り歩き、スポンサーの宣伝を行う、いわゆる「広告代理店業」だったようです。
 ちんどん屋さんが本当に興行できていた当時は、ちょっとお笑い芸人的な愉快な人たちと見られていたようですし、「房総のむら」でもユーモラスではあったのですが、現在はある種の「伝統芸能」として継承しているのではないかな?と自分は感じました。



 さて、「房総のむら」と隣接して弥生時代の古墳が大量に発見されたエリアがあります。
 「房総風土記の丘」という施設名で公開されています。
 ちょっと歩くのですが見てきました。


 何と言っても見どころはこれ。

岩屋古墳1

岩屋古墳2

 岩屋古墳と言います。
 日本で最大(二番目という説もあり)の方墳(四角い古墳)です。
 一辺は80mくらい、高さは13mくらい。
 まぁ、ただの築山に見えなくもないのですが(笑)
 しかし、ピラミッドを連想させる古代の人工物だと考えると、これはとてもロマンがあります。



 ちなみに「房総風土記の丘」エリアで発見されている古墳は100以上・・・
 円墳、方墳、前方後円墳と多彩ではあるのですが・・・

古墳跡

 その殆どは、こんな感じで知らない人から見たら、ただの盛り上がった土です(^^;)


 一基だけ復元されていた古墳(円墳)がありました。

復元古墳

 これは見事です。


 さて、一日だけお正月らしいことをしたと書きましたけど、実は僕にとってのお正月らしさって「これじゃない」はずなんですよ。
 江戸時代はもちろんのこと昭和の中頃ですら自分は知らない。
 それでも「お正月らしい」と感じてしまうあたり・・・これが日本人のDNAのなせる感覚なのでしょうかね?
 

 
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