4コママンガ「カナエとムジャ子」は2011年に刊行した同人誌「旧版カナエとムジャ子」から一本ずつお送りしています。
今回で19回目。お話はもう「まとめ」に差し掛かっています。
ちなみに残り3回です。
このお話のはじまりは →こちらです。
今回も、まずは前回の一コマを御覧ください。
創造の精霊が降ってきて・・・
しかし、浮かんだアイディアは忘れてしまったというオチ。
ちなみに、僕はネタを忘れてしまった体験はあまりありません。
なぜなら!忘れるときには「ネタが思い浮かんでいた」という記憶すら残らないからです(笑)。
今回のマンガは、あまり語ることも思いつかないので話題を変えますね。
最近は、ほとんど絵を描いていないのですが、そろそろ「旧版カナエとムジャ子」もストックがなくなってしまいますし、焦っています。
かと言って、今の状況はガッツリとコミックスタジオに向かい合っても途方にくれてしまいます。
そこで、先週末から鉛筆書きでキャラクターデザインをやってます。
僕は完全にデジタルに移行していますので、鉛筆で絵を描くのは何年ぶりだろう?
でも、いきなりマンガを描けないのならば、キャラ絵を描く、しかも紙に鉛筆で描くのは脱力しててもできるのでリハビリに好都合かもしれません。
ともかく、昨日、一昨日で描いたのは↓です。
過去の「カナエとムジャ子」に出てきてるから、見たことある方もいるかもしれません。
さらに、この子のバックグラウンドについて、すでに何かをお察し下さっている方もいるかもしれません。
それらについては現時点では準備中ということで伏せてさせて下さい。
今回は、単にキャラの見た目の話題です。
ご覧のとおり、このキャラクターの服装は戦時中のものです。
イメージ先行だと当時の服装はデザイン無視な実用一点張りの印象を持っているかもしれません。
実際、そういう側面はあったと思います。
当時の白黒写真をざっと一見すると皆一様に同じような無骨なありあわせの服を着用しているようにも見えます。
ところで、大戦末期の日本国内を舞台にしたマンガはいくつか見ていますが、それら作品のキャラクターの服装については、作家さんが安直に設定せず熟考の上にデザインしたような印象を受けます。
キャラ立てやデザイン面での見栄えとリアリティ(当時の無骨さや質素さ)との両立に腐心した跡を感じるのです。
今回は、僕も単に表向きのイメージをなぞったデザインをするのではなく、キャラクターの個性やクールな要素を付け加えることを意識し、また同時に服装や小道具から舞台の情景や世相が伝わってくるようなデザインができたらいいなと思っています。
そういうことを意識して資料(当時の写真など)を見てみると印象が変わります。
例えば女学生が集合している写真は、似たり寄ったりな格好とは言えるのですが、しかし、全く同じ格好をしている人はいません。
服の柄が違う、シルエットが違う、着こなしが若干違うとか頭につけている鉢巻の角度が違うとか気がつくところがあります。
大戦末期は物資が乏しく統制も行われていたようですが、その範疇の中でも個性の表現とかオシャレとかへの気持ちは失っていなかったんじゃないかなあ?なんて想像も浮かんできたのでした。
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