こういう時って無力だな | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

歯車の涙

このイラストは記事とは、ほとんど関係ありません。
 絵のない記事は寂しい・・・というそれだけの理由です。
 ちなみにとても古いイラストで2009年の作です。


 ISISが日本人を拘束した事件がこのところの重大なニュースとして日々伝えられてきます。
 まさに極悪なニュースと言えますが「バッドにゃん」は自粛させていただきます。

BN自粛


 「バッドにゃん」は当ブログでは日頃のニュースを取り上げるコーナーなのですが、政治や世情を「それなりに」おちょくっているという自覚があります。
 このような不躾なコミュニケーションが許されるのも、相手が「話の通じる者」であることが条件で、つまり言葉になってない行間なども察して頂ける方向けに発信できるものです。

 よって、今回の事件については、ISISが私達の価値観が通じる組織であるかが自分にはわからないことと、何より人命が関わっていることですので、微妙な表現は自粛します。

 「相通じていない相手」に対しては、婉曲した言い回しをせず正直に言葉にする、もしくは何も言わない・・・ということが、いたづらに火種を作らないために重要だと考えます。
 しかしながら、「黙れ」ということではなく、言わなければならないことは言うべきです。


 余談となりますが、この事件が明白になって「クソコラ」というのが沢山作られました。
 それを評価する者や組織もありますが、僕個人としては懸念を抱いています。

 人は争う際に、いろんな事象を自分の有利になるように解釈したり、さらには論理をすり替えたりすることがあります。

 ISISと敵対する側になる欧米の一部のメディアは「クソコラ」を「ISISのプロパガンダを打ち負かす有効なカウンタープロパガンダだ」と賞賛していますが、これも自分の勢力を有利にするための解釈だと考えます。

 それならばISISの側も「クソコラ」を自陣の大義名分を強化するために解釈できるのではないかと考えます。
 つまり、次のような論理です。

 「日本人は同胞が命の危機にさらされている時ですら、不真面目で下賤な画像を作成している下衆な民族である。よって粛清してもよい」

 ・・・もちろん、こじつけです。
 しかし、このように解釈されないとも限らない。

 

 れにしても「バッドにゃん」も含めて当ブログは少なからず世界の平和を意識した記事を作っているにもかかわらず、このようなときには全く無力ですね。難しいです。

 それでも自分の意思は示したい。言葉にすれば、それはわずかでも力を持つと信じます。
 相手が神への信仰を持つほどの「人間」であるならば意思は伝わると考えます。
 なので、先述のとおり下手な言い回しをせず正直に書きます。

 これ以上、人命を奪うのはやめて人質を解放して欲しいです。


記事の最後に、気分転換にもう一枚イラストをアップして締めます。

幸せはここにあるの


 記事の内容にこだわらず、イラストのご感想なども含めてコメントは大歓迎です。
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