自己責任問題【旧版カナエとムジャ子】 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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旧版KMタイトル

自己責任問題

(旧版No.13)

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 4コママンガ「カナエとムジャ子」は2011年に刊行した同人誌「旧版カナエとムジャ子」から一本ずつお送りしています。

 このお話は続きものです。始まりは →こちらです。


 4年前の作品ですから、とにかく絵もお話も稚拙だと思っていますが、そんな中でもニヤっとするようなブラックユーモアが含まれている一本だと感じています(自画自賛)。


 「自己責任」・・・これは僕の指針であり同時に束縛でもある考えの一つです。
 最初に就職した企業の導入研修で教官がしきりに口にしていたフレーズです。

 自己責任ってどんな意味か?、いろいろな解釈があると思いますが、僕の考えは次のとおりです。

「自分に降り掛かってくることは自分に原因がある。
また、今の行動や選択は将来の自分に全て降り掛かってくるので頑張ろう」


 これを入社時の導入研修で叩き込む理由は、社会で経験を積んだ方ならお分かりですよね?(笑)

 そんな嫌味(笑)も思いつきますが、それでも僕にとっては自己責任に帰結させるという発想は相性がいいみたいです。

 実際問題「身にかかってくることの全ての原因は自分だ」なんてことはありえないと思いますよ!!
 しかし「自分が選んだことだ」ということにしてしまうと、無駄に精神をすり減らさないですみます。
 他者に対して憤らず、嫉妬を抱かずに済みます。
 その分だけラクちんになれますし、あわよくば状況を良くするための具体的な行動にエネルギーを割くことができます。


 夢に敗れた、挫折した・・・そんな深いダメージを負った時は、さすがに悶々と自問自答を繰り広げていた時期がありましたが、今では自己責任かな?という結論を抱くように努めています。

 「そうなるように生きてこなかった自分に原因がある」、
 「成功者と同じことを自分はやってないから当然さ」、
 「成功者と同じことをやらなかったのは、
 つまり、やりたくなかったからだ。
 それは夢だと思ってたことは夢じゃなかったか
 夢じゃなくなってしまったからだ」
・・・と。

 結構、前向きでしょう?


 しかし!、
 自己責任は、あくまで自分で自分に負わせるもの。
 他者から自己責任を負わされるのは、
 御免こうむりたい!!


 例えば、なにかが手に入らなかった時に他人から「それってお前の自己責任じゃん」って言われるのは腹が立ってきます(笑)。
 体よく責任回避をしているようにしか見えません。

 だから逆に、僕が誰かに対して「それは貴方の自己責任でしょ」とはぜ~ったいに言いたくない!
 そうじゃなくて、正直なことを言います
 「申し訳ないが、それについて自分は貴方に何もしてあげられない」
・・・と。



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