Falling Apple【カナエとムジャ子】 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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(No.ex-079)

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今回はシリアスでやらせて頂きました。
ムジャ子も重度の厨二病だったというお話…。ただし、マジ(笑)。


因果律は「現象は原因によって説明できる」という発想がコアになっています。
つまり、物事には原因があるから、原因の原因を突き詰め続けることによって
「一つの始まり」が定義できる。または、現時点は未来の「原因」となるから
現時点から未来は全て予測できるという概念です。
動物の活動、人間の精神活動も、そもそもは科学的現象の積み重ねであり、
例えば、不肖トリュフが「ここで自分のことを『不肖トリュフ』と呼称」した
原因の原因の原因の・・・を追求すると、宇宙のビッグバン(またはそれ以前)
の時点で、それは決まっていた、ということになります。


ただし、現在は因果律は成立しないという説が一般的になってきたようです。
量子力学においては、分子や原子よりも小さい素粒子の現象は「原因」を定められない、
または、現在の状態から「一つの未来」を導き出すことはできないと判断しているようです。
つまりは「この先、どうなるか『わからない』」と言うことだそうです。


…という感じのことがWikipediaに書いてありましたので、
今回のマンガで「因果律」というフレーズを用いることは迷いました。
結局、因果律というフレーズの持つ絶対的なイメージは置き換えがたいと思いました。
また因果律が成立するかしないか、どちらにしても、この世界の変化や、起こる出来事や
流れの様なものに対して、私たちが小さくて弱い存在であることには変わりはなく、

そのことに抵抗したいというムジャ子の意思が変わることもないので、そのままにしました。


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