今日は筆者がとてもネタに困ってしまったため、昔作ったイラストを紹介します。
「ヴァルハラへの誘い(いざない) 2009年12月制作」
デッサンなんて拙いを通り越して「危うい」レベルなのですが、一昨年の時点で自分がこういうのを描いていたことはちょっと驚きです。今描けと言われても描けるかわかりません(笑)。
(ただし、時間はかなりかかってました)
「・・・ヴァルキリーは僕に一瞥をくれただけで、その槍の穂先を向けることはなかった」
上記のテロップが添えられています。
北欧神話に登場するヴァルキリー(戦乙女)は神々の間の戦い(ラグナロク)に備えて、選ばれた戦士の魂をヴァルハラ(オーディン神の宮殿)に召喚するのだそうです。戦士を「ご指名」する際には、槍の穂先をその者に向けると言われていますが、このイラストでは槍の穂先はこちら(イラストを見ている人の方)には向いていないのです。
正直に白状してしまうと技量不足のため槍の穂先をこちらに向ける絵が描けなかった(苦笑)のでした。
当初は、槍の穂先を描き手(自分)あるいはイラストを見てくれる人に向けて「あなたが選ばれました」的なメッセージを込めようと考えていたのですが、描けなかったこともあり「あなたは選ばれませんでした」という意味のイラストに方向転換しました。
あぁ、かっこ悪い…(^^;)、確かにこんなに簡単にイラストの方向性を諦めてしまうような自分は「選ばれませんでした…」がふさわしいと思いますよ(笑)。今ではイラストに自分の感情を込めないことの方が、感情を込めることより難しいなあと思っています。
ただ、「あなたは選ばれませんでした」のメッセージの方が結果としては、ドラマチックになったかなと思います。