「日本におけるキリスト教 115 人間は死んだらどこに行くのか?」
「人間は死んだらどこに行くのか?」という問いに、日本人は不思議なことに「天国に逝く」という思想をもつ人が多く、マスコミも有名人が亡くなると「天国に逝く」という見出しを活用します。
有名人の葬式はよくワイドショー番組などで報道されていますが、参列者たちの中で「また、あの世or天国で逢いましょう~」という声が必ずあります。
また、「死んだら、神さまのもとに」という思想も受け入れられています。
ドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』は、主演は人気絶頂の木村拓哉と常盤貴子
ストーリーは、腕はあるが人気のない美容師の柊二と、難病に侵され車椅子での生活を強いられながらも健気に生きる図書館司書の杏子を描いたラブストーリー
平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録「日曜劇場」としては平成中期の最大のヒット作となった。第26回放送文化基金賞本賞受賞(1999年度)
ドラマの終盤では、もう死が近い杏子が柊二に、このように告げます。
「生まれる前は、神さまに抱かれてるの。
でね、生まれてきたら、お母さんに抱かれて、大人になったら、男の人に抱かれるの。
それでね、死んじゃったら、また神さまの腕の中に戻るの。」
それを聞いた柊二は「じゃあ、神さまっていいな」と言います。
この死生観は、違和感なく、多くの人々の心に響きました。
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この多くの日本人(イエス・キリストを信じていない人々)の死生観は聖書に教えられている通りです。
イエス・キリストは正しい人たち(イエス・キリストを信じていない人々)にこのように言われました。
「『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。 』マタイによる福音書25章34節新共同訳聖書」
聖書の教えから、人間は、天地創造の時から御国に行く場所が用意されているので、死んだら「天国(あの世」」に行くという死生観や神さまの元に帰るという死生観を持っていることが必然であるといえると思います。
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さらに、聖書はこう教えています。
わたしは言う。
「闇の中でも主はわたしを見ておられる。
夜も光がわたしを照らし出す。」
闇もあなたに比べれば闇とは言えない。
夜も昼も共に光を放ち
闇も、光も、変わるところがない。
あなたは、わたしの内臓を造り
母の胎内にわたしを組み立ててくださった。
わたしはあなたに感謝をささげる。
わたしは恐ろしい力によって
驚くべきものに造り上げられている。
御業がどんなに驚くべきものか
わたしの魂はよく知っている。
秘められたところでわたしは造られ
深い地の底で織りなされた。
あなたには、わたしの骨も隠されてはいない。
胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。
わたしの日々はあなたの書にすべて記されている
まだその一日も造られないうちから。
あなたの御計らいは
わたしにとっていかに貴いことか。
詩編139篇11~17
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聖書には、人間は神さまが創造されたと教えています。
生まれる前から、神の御手に抱かれて、死んだら、神のもとに帰るのです。
そこには、イエス・キリストを信じればとか、罪が取り除かれたとか、そんな条件はないと、聖書は明確に教えています。
つづく