「日本におけるキリスト教 ⑰ 人間の本質は心優しく、へりくだっていること」 | ルーク4のブログ

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「日本におけるキリスト教 ⑰ 人間の本質は心優しく、へりくだっていること」

 

前回記事で、断トツ人気の牧師が「クリスチャンという奴は私も含め、なんでこんなアホで傲慢な奴ばかりなのかと、ずっと思ってきた。」という投稿記事を紹介しました。

 

すると「キリスト教会はブラック企業に似ている」という経験談をブログやTwitterなどで発信している元クリスチャンたちが何人もいて、その声に共感している人たちの多さを教えられました。

 

私自身もブラック企業と思える会社に入ったことがあります。

 

また、ブラック企業を経験した多くの人々が発信している声を聞けば、突き詰めれば「会社のトップの社長がアホで傲慢だと、評判が悪いブラック企業になる」ということだと思いました。

 

その真逆に「会社のトップの社長が心優しく、へりくだっていると、評判が良い優良企業になる」ということだと思いますし、そのような声であふれています。

 

 

その一例になります。

 

2020年8月10日に逝去された超名優の「渡哲也」氏の著書「流れゆくままに」の中で、石原プロモーションの社長で超名優の「石原裕次郎」氏のことが書かれています。

 

渡哲也さんが俳優としてデビューが決まってから、日活撮影所において、新人俳優の儀式で先輩俳優の方々に挨拶回りをした時です。

 

「『あ、そう』とあごで挨拶され当然だと思いつつも、正直言って、あまり気分のいいものではありませんでした。」と言われています。

 

最後は日活のトップスター石原裕次郎さんでした。

 

裕次郎さんは食事中でしたが、ニッコリと笑って立ち上がり「君が渡君ですか。石原裕次郎です。」と言って握手の手を差し出し、「頑張って」と言って、渡さんの肩を軽く叩いて励ましてくださったそうです。

 

スーパースターが、一介の新人俳優にそこまでしてくれる。

 

他のスター俳優たちは傲慢で、新人俳優など歯牙にもかけないのですが、石原裕次郎さんの心優しく、へりくだった行動と言動に驚き、感激された渡哲也さんは、その後、日本を代表する超名優になります。

 

それから、倒産危機の石原プロモーションに志願入社して、社長の石原裕次郎のように、どんな人に対しても、心優しく、へりくだった行動と言動をするのでした。

 

その渡哲也さんに「一生ついていきたい」と思って、石原プロモーションに入社したのが、人気名優の「舘ひろし」さんです。

舘ひろしさんも心優しく、へりくだっている言動と態度で、共演者たちを感動させています。

 

トップが心優しく、へりくだっていると、そのトップのところに集まって来る人たちもトップの人に見倣って、自然と心優しく、へりくだるようになりますね。

 

 

「類は友を呼ぶ」ということわざ通りに、渡哲也さんを慕う方々の中に、日本を代表する世界でも絶賛されている超名優の「高倉健」さんや、日本を代表する日本で最も愛されている女優と言われている「吉永小百合」さんがいます。

 

その方々と一緒に仕事をされた方々は「心優しく、へりくだった言動と行動」を体験して、人生の中でも最も感動していることの一つというように絶賛しています。

 

 

私は高校生の時に、石原裕次郎さんと渡哲也の心温まるエピソードを聞いて、「自分が働く会社の社長は石原裕次郎さんや渡哲也さんのように、心優しく、へりくだった社長だといいな。」と思うようになりました。

 

しかし、現実は、そのような社長ではない会社に入社して、苦悩しました。それゆえ退社して、職場を転々としました。

そのような状況の中で、キリスト教会のプロテスタント福音派の教会に導かれたのです。

 

 

ところがキリスト教の教えは「すべての人間は罪人のために地獄へ行ってしまう。イエス・キリストを信じる以外に救いはない!」という恐ろしい驚愕な教えに背筋が凍りました。

 

また「クリスチャンは聖書の教えに聞き従っていきましょう!」ということに、かなりの重荷を背負わされました。

 

教会は3つの枝教会があり、週報を見ると本部と合わせて礼拝出席者数は500人を超える日もありました。

牧師も4人位いて、伝道師や宣教師、執事、信徒リーダーなど指導者たちは充実していました。

 

しかし、主任牧師が複数の女性献身者たちと不倫していたり、次の世代の主任牧師として有望だった男性献身者が、15才位の学生リーダーの女子と性行為をしていたり、

 

世の中では未成年に対する「淫行」の罪で捕まりますが、教会では守られます。

 

他にもアホで傲慢な言動や行動をしている牧師や伝道師、信徒リーダーたちの陰口や悪口がたくさん聞こえてきました。

自分自身も相当に嫌な思いをさせられました。

 

 

今、思い返しても、確かに教会はブラック企業みたいだな。と思いました。

 

他のいくつもの教会も似たような話が聞かれましたが、高齢者が多い小さな教会は穏やかな雰囲気で、そういう話は聞かれませんでした。

 

それで、心優しく、へりくだった牧師やクリスチャンばかりという印象を持つ教会も少なくはないと思うのですが……

 

 

そのような事も確認したくて、全国のプロテスタントやカトリック、牧師やクリスチャンたち、現時点で4452人のメンバーがいる「Facebookクリスチャン公開グループ」を時々チェックしています。

 

ですが、冒頭に書いているように、断トツ人気の牧師の「クリスチャンという奴は私も含めて…」という投稿記事に多くの人が共感しているのを見て、全国的に教会は残念なのかなと思わされました。

 

 

世の中でも「トップの人も含めてアホで傲慢な奴ばかり」という声をよく聞きます。

それはブラック企業であったり、政治家の場合が多いですね。

 

2009年夏の衆議院選挙で国民は「自民党ではダメだ」という判断を下して、民主党が政権交代を果たしました。

 

しかし期待した民主党の政権運営は迷走の連続で、「国会議員は、総理大臣を含め、なんでこんなアホで傲慢な奴ばかりなのか。」とあきれ果てました。

 

その時は、自民党はダメで、民主党はもっとダメで「政府」というものは尋常ではない、異常な世界だと思ったものです。

 

 

それで、キリスト教会でも、断トツ人気の牧師が「私(牧師)を含め、なんでこんなアホで傲慢な奴ばかりなのか。」とクリスチャン公開グループにおいて、全世界に向かって発信しています。

 

その投稿記事に共感している牧師やクリスチャンたちがかなり多いのを見ると、

やはり「キリスト教会」というものは尋常ではない、異常な世界という印象をもってしまいます。

 

 

今度は、聖書の教えを見てみましょう。

 

「神は、人を創造された時、神に似せて彼を造られ、創世記1:26」

 

「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。

 

わたしは心優しく、へりくだっているから、あなた方もわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば魂に安らぎが来ます。

 

わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。マタイ11:28~30」

 

 

神に似せられて造られた人間は、心優しく、へりくだっておられる神さまのところに来れば、神と同じく心優しく、へりくだった者になります。

 

自己中心で、わがままで傲慢なところが目立っていた頃は、周りの評判も悪かったです。人間関係に悩まされて、寝る前にも腹立たしいことを思うことが多かったです。

 

しかし、心優しく、へりくだるようになれば、周りの評判も良くなり、人間関係も気分がよくなり、寝る前も平安になることが多くなりました。

 

人間は、聖書が教えている通りに、心優しく、へりくだっていることが、本来の姿だと思いました。