クリスチャンの恋愛と結婚について | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

クリスチャンが結婚について、教えられている有名な聖書箇所は、創世記2:18~23です。

主である創造主はこう仰せられた「人が独身でいるのはよくない。わたしが配偶者を造ってあげよう。」

 

人は自分の配偶者となるべき者を見つけることが出来なかった。

そこで主である創造主は、彼を深い眠りに誘い、彼の意識外のところで、彼の助骨を一本取り出し、それをもとに彼の配偶者である女を造り、彼女を彼のところに連れて来られた。

 

すると彼は言った「これこそ、まさに私の配偶者だ。彼女を妻と名付けよう。」

そういうわけで、人はその父母を離れ、妻と結ばれ、2人は一体となるのである。

 

この教えを聞いた時、クリスチャンになれば、超自然的に、神さまが自分の助骨から造られた配偶者を連れて来られると思っていました。

しかし、教会で結婚された人で、そのような出逢いをしての結婚をした人はほとんどいませんでした。

 

多かったのは、未信者同士で結婚されてから、どちらかが教会に導かれて、イエス・キリストを信じて、クリスチャンとなったというケースです。

日本の現状はクリスチャンは約1%弱なので、そういうケースが多くて当然だと思いました。

 

その後、夫婦そろってクリスチャンとなり、教会を支える存在に成長された証は、どの教会でも聞きます。

つまり、未信者同士の結婚も、神さまの導きがあり、祝福される証に満ちあふれています。

 

 

ところが、教会で結婚を考えているクリスチャンたちに肝に銘じて教えられるのが、

「不信者とつり合わぬくびきを一緒につけてはいけません」第二コリント6:14です。

 

この聖書箇所は、パウロの使徒職を疑い、偽りを教える「偽教師」との分離を教えているのですが、これは結婚においても適用できると解釈されています。

 

さらに言えば、不信者(未信者)は罪を持ったまま、その罪のために地獄行きの者。

クリスチャンはイエス・キリストを信じて、すべての罪が取り除かれて、天国へ行く者。

天国へ行く者が、地獄へ行く者と結婚したいと思うのは、肉の思いであって、肉の思いは死です。という解釈です。

その聖書的解釈からすれば「クリスチャンが未信者と恋愛したり、結婚することは、神さまの御心ではありません!」という結論になります。

 

 

しかし、教会では未信者同士で結婚されて、その後、福音を聞いて教会に導かれて、クリスチャンになり、クリスチャンホームが築かれて、教会を支える存在になった証であふれているのです。

 

そして、偽教師と未信者を一緒にするのはどうかと思います。なぜなら未信者は数週間、数か月、数年後にはクリスチャンになる可能性があるからです。それに、現在牧師の人も誰もが初めは未信者です。偽教師はキリストの福音を妨げる悪魔の働きをする者です。偽教師とはつり合わぬくびきと分離しなくてはなりませんが、未信者はそうではないでしょう。

 

 

日本のキリスト教会で、最も伝道に用いられている方が「三浦綾子」先生と「星野富弘」先生です。

お二人の自伝を読むと、恋愛と結婚については衝撃的です。

 

熱心なクリスチャンの前川正さんは、教会で女子青年たちから、交流がある綾子さんが妖婦という噂を聞いて、大きなショックを受けました。

綾子さんは二重婚約するなど、悪い噂がある未信者でした。

 

その噂に対して、綾子さんは前川正さんに手紙で、「私は自分の娼婦性は肯定します。天性の娼婦だと自認します。

でもね、意識的に男性を誘惑しようとか、だまくらかして金をまきあげるとかは、しませんでした。私は男性の、私への愛の言葉を興味とあこがれをもって聞いていたのです。なぜなら男が女を、女が男を愛することは、大切な問題であったからです。」と伝えました。

 

クリスチャンが、未信者であり、天性の娼婦だと自認するような人は恋愛対象になりません。クリスチャンでなくても、ドン引きするでしょう。

 

しかし、前川正さんは、綾子さんを愛して、恋人関係になりました。

 

前川正さんは、綾子さんとの愛を重んじて、他の女性との接触を避けていましたが、綾子さんは、他の男性間藤さんともかなり親しく付き合っていたので、「私は決して貞潔とは言えない女である」と言われています。

 

この時期の前川正さんと綾子さんの恋愛関係は、まさに不信者とつり合わぬくびきを一緒にするな!の典型的だと言われるでしょう。

けれど、この恋愛関係が、日本で最も伝道の力をもたらすのです。

 

 

聖書のホセア書を読まれた方は衝撃を受けたと思います。

主はホセアに言われた「行って、姦淫の女をめとりなさい」 ホセアは姦淫の女ゴメルをめとった。

ゴメルは浮気をして、長子はホセアの子だが、その後に生まれた2人の子は誰の子かわからなかった。

 

ゴメルは浮気相手と出て行き、その後は奴隷となっていた。主はホセアに「行って、ゴメルを買い戻しなさい」と言われて、ゴメルを買い戻した。

 

 

星野富弘さんの場合、中学校の体育教師だった星野さんは、模範演技の空中回転で転落して、頸髄損傷により、肩より下が麻痺して動かない障害者になってしまいました。

 

「ただ上を向いて寝ているだけの、便を自分の力で出すことすら出来ない。つまった土管みたいな人間が、はたして生きていてよいのか。女性を好きになっても抱くこともできないだろう」などと、悲観し、何度も死にたいと思っている絶望的な未信者でした。

 

クリスチャンであれば、絶望的な未信者は恋愛対象にもならないでしょう。一緒のくびきなんて考えられません。

 

ところが、星野さんが入院されている病院の検査技師の安中さんがクリスチャンで、通っている教会の舟喜牧師に星野さんの事を伝え、舟喜牧師が度々訪れるようになりました。その事を知った教会の渡辺さんが惹かれるように、星野さんを訪れたのです。

 

それから毎週欠かさず来るようになり、週に3度も通い詰めました。

 

出逢って一年後に、星野さんはクリスチャンとなり、それから口で筆を加えて、絵と文を描く詩人画家として作品を発表するプロとなり、渡辺さんと結婚されました。

 

その後、日本で最も伝道に力がある信仰者として、大きく用いられたのです。

 

 

クリスチャンが未信者と恋愛・結婚をすることは反対されますが、三浦綾子先生や星野富弘さんのケースや、ホセアのケースもあるのです。

 

そして、クリスチャン同士の場合でも、問題があります。

 

なぜなら、クリスチャンの中に、偽教師や偽兄弟(毒麦)が紛れ込んでいるからです。

 

2005年に聖神中央教会の主管牧師が、7人の女児に、「これは神さまの祝福だ。断れば地獄に堕ちる」と脅して、性的虐待・強姦をし続けていて、強姦容疑で逮捕されました。手伝っていた教会幹部2名も逮捕されました。

 

2016年にはバプテスト連盟で評判が良い若手牧師のホープだった、28才の牧師が17才の女子高生に対する児童買春・児童ポルノ禁止法違反で逮捕されました。牧師は18才だと思っていたし、きちんと金を払っているので罪ではないという認識で、容疑を否認しました。

 

自分自身が所属していた教会でも、カリスマ性があり、賛美バンドを結成し、伝道熱心な青年リーダーは、陰で複数のクリスチャン女性とつきあっていました。

 

彼の目的は、教会の中学生から既婚者の40代まで、気に入ったすべての女性と姦淫をし、自分の虜とさせ、その女性たちからイエス・キリストを取り除くことでした。

 

彼と恋人関係だった女子高生は「私からイエス様を取らないで」と書き残して、死を選びました。

牧師は「これは自殺ではなく、計画殺人だ。だから彼女は天国にいます」という見解を発表され、青年リーダーを除名しました。

 

イエス・キリストを信じても、「あなた方は、あなた方の父である悪魔から出た者であって、あなた方の父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。」ヨハネ8:31~44とあります。

 

クリスチャンの中には、この人、本当にクリスチャン?と思う人は少なくありません。

 

 

反対に、未信者でも、「この人がクリスチャンになれば、素晴らしい信仰者になるだろうな」と思わされる人は多いです。

 

ある特定の教えに偏ることなく、それぞれに、神さまが教えられることに聞き従うことが大切だと思わされました。