今日の新聞でおもしろいことが書かれている。
生物や植物の構造を製品開発に取り入れる「生物模範技術」と呼ばれる手法です。
その手法が実現したのは1mの10億分の1という極小の世界を再現する「ナノテクノロジー」の進化があったからだそうだ。
ライト兄弟が「鳥」を参考に飛行機を設計したのも「生物模範技術」の原点のひとつです。
日東電工は「ヤモリ」の足の裏をヒントにした「粘着テープ」を実用化。
ヤモリの足の裏には細かな毛が密集し、さらに一本一本の毛の先端が100から1000本にも分かれる。
この構造だから壁や天上から落ちることはない。
この構造を模範にすることで、どんな特殊な環境でも強力に接着し、簡単にはがせる粘着テープを開発したのです。
シヤープは「蝶(アサギマダラ)」の構造を取り入れた。羽表面のうねりと外周部のくびれの構造を扇風機に取り入れると、騒音が小さくなり風の当たり具合が心地よくなった。
また「ネコの舌」の構造で掃除機を改良させた。
ネコの舌は、舌の表面にある無数のトゲ状突起が圧縮された毛玉を創りだす。
掃除機のスクリュー表面に同様の突起をつけたら、ダストカップのゴミが10分の1の大きさに圧縮した。
トヨタ自動車が「キリギリス」の足裏には六角形のタイル状の模様がハチの巣のように並んでいて、接する部分の摩擦が減ることを判明させて、その構造で自動車部品の摩擦を低減する研究を勧める。
部品劣化の防止や燃費向上に繋がって行くそうです。
神様は動物も愛されました。「ノアの方舟」の話では、ノアの家族とすべての動物のオスとメスを乗せるように指示しました。
動物のことをよく知ることにより、人類も救われることがあるのです。
動物を大切にしよう!