上野紗稀 移籍加入 | Redの足跡 ~浦和レッズレディース~

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(本日2件目の記事です)

 

さて、どちらかと言えばハラハラしながら動向を見守らなければならないこの時期、新年一報目は非常に嬉しいニュースから。

 

上野紗稀 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから移籍加入

 

レッズレディースユースでは栗島朱里と同期だったが、昇格ならず大学進学と同時に地元千葉のジェフに加入した。

 

ジェフでは左SBとして初年度からレギュラーに定着して活躍し、その年には18歳でなでしこジャパンに初召集され代表デビューを飾ると、なでしこリーグ新人賞も獲得した。

 

その年(2013年)のレッズレディースは残留争いをする酷いシーズンだったが、ジェフのホームスタジアムでもあるフクアリでのナイジェリア戦で日本代表デビューし、しかもスタメンとして躍動する上野の姿を現地観戦しながら、興奮と共に嫉妬心があったことを思い出す。

 

あれからもう6年以上も経った。

その後、残念ながら代表からは声がかからなくなったが、ジェフではコンスタントに試合に出場して活躍し、欠かせない選手となった。

さらにここ数年はキャプテンに任命されセットプレーのキッカーも務めるなど、間違いなくジェフの中心選手の一人だ。

 

サイドバックとしては十代の頃の様に怖いもの知らずでガンガン攻撃参加する印象は薄くなったが、逆に若干忙しいジェフのサッカースタイルの中で、サイドでボールを落ち着けて試合をコントロールできる攻守にバランスの取れた選手になった。

もちろん技術的にも経験的にも即戦力として期待できる選手であることは言うまでもない。

 

ユース卒業から7年経ち、同じなでしこ1部のチームでしのぎを削ってきたので、今更「おかえり」という感覚でもなく、かと言って「ようこそ」という他人行儀な感じでもない。

 

ただ一つ言えるのは赤いユニフォームを着てプレーする上野紗稀を想像するだけで、もう新シーズンが待ち遠しいということ。

 

チームのタイトルへ向けて力になってもらいたい。

頼むぞ、上野紗稀。

 

以上。