山守杏奈 移籍

期待していた選手だったので非常に寂しいけれど、前向きな決断と捉えて送り出したい。

山守杏奈　オルカ鴨川FCに移籍

2016年シーズンの開幕直後に特別指定での受け入れが発表され、どんなプレーをするのか楽しみにしていたのだが、サブとして初めてメンバー入りした試合のハーフタイムにウォーミングアップでピッチに姿を見せると、そのウォーミングアップだけで私を虜にした。

重心が低くスピードとパワーを兼ね備えたドリブルの躍動感はすさまじく、しかしながらボールタッチは柔らかく足に吸い付く様で、日本の女子選手でもこんなドリブルが出来るのかと私の目を釘付けにした。
そしてその試合で途中出場すると、ドリブル、クロス、シュートと大暴れし、何よりゴールという結果で見事に応えてくれた。

完全に心を奪われた私は、山守杏奈個人のプレーを観るのが楽しみになった。
だが本人も述べている通り怪我に泣かされる日々だった。
プレー出来ない辛さがどれほどのものだったかは移籍のコメントからもひしひしと伝わってくる。
それについて軽々しく触れることはしないが、一つだけ伝えたいのは、出場機会は少なかったかもしれないけど山守の躍動感あるプレーは私に元気を与えてくれ、怪我が治って力強い突破が観れる日を想像するだけで私をワクワクさせ、そしてチームは変わってもまたその日が来るであろう事に期待を膨らませているという事だ。

公式コメントで述べている実力不足については真っ向から否定しよう。
怪我なくコンディションが万全であれば山守杏奈はなでしこリーグでも屈指のサイドアタッカーだ。
そう言い切ってやるから、私を嘘つきにさせない様にしっかりと体を整え、100%のプレーで応えてくれ。

杏奈、大好きなサッカーをもっともっと楽しめ。