うちの会社でもワールドカップ観戦で午前半休を取得する輩がちらりほらり。(ストレートに理由をいう者はいないが)
決してそれを責めたりはしない。
気持ちはよくわかる。
だって、私は伊賀戦とエルフェン埼玉戦に参戦するために海外出張を後輩に任せちゃったのだから。
ダメ社員でごめんなさい。
このブログを見つけて読んでくださっている方はこの気持ち分かっていただけると信じて、、、プレビュー。
■前回の対戦
2014年4月6日(日)13:00キックオフ・上野運動公園競技場
伊賀フットボールクラブくノ一 0‐3(前半0‐1) 浦和レッズレディース
得点者:42分 吉良知夏、52分 猶本 光、59分 高畑志帆
今シーズン、ここまで私が唯一現場に行けなかった試合。
なでしこTVでの観戦なのであまり多くを語ることはしないが、雨風の強い中でのゲームだったようで、しっかりと守備を固めてハードワークする伊賀に対して、PKとCKのセットプレーから3点を奪い、守備では中出選手が抜けた伊賀の攻撃陣が機能せず、中盤で優位に立てたことで手堅く守れたという印象。
■伊賀フットボールクラブくノ一
1勝3分5敗の8位
攻撃と守備のキープレーヤーであった中出選手と小野選手が引退し攻守に要を失ったチームは、その穴を埋めきれないままズルズルとここまで来てしまったという感じか。
特にハードワークと堅守が売りだった守備が、前半9試合を終えた段階で昨シーズントータルと並ぶ17失点しており、単に守備陣が弱いわけではなく、攻撃が機能しないことで、守備に大きな負担をかけているようだ。
ここ3試合は杉田選手と小川選手のツートップにして攻撃では惜しいチャンスを多く作れるようになり、調子はやや上向きと感じられる。
杉田選手はどのポジションでも高いレベルで器用にこなし、同じスピードタイプでも中出選手と異なる小川選手の特徴を、ようやくチームとして掴めてきたようだ。
しかし、負けが込んでいるチームの精神的脆さなのか、試合終盤に得点を奪われて勝ち切れず、結果は伴っていない。
オーストラリア籍の2選手も獲得し、まずは下位リーグ圏脱出へ向け首位のレッズレディースを叩いて浮上のよいきっかけにしたいところ。
■見どころ
攻撃では千佳とハナの両SHをどう活かすかを注目していきたい。
左サイドでは臼井が目立っているものの千佳はやや重めで、右サイドのハナは攻守に利いているものの突破から得点に直接関与するプレーは少なくなっている。
相手に研究されているのは確かで、それをチームとしていかに剥がしていいくかが次の課題だろう。
伊賀はハードワークして奪って速い攻撃を持っているが、今シーズンは寄せても人に強くいけないケースが多い。
勇気を持って中央で起点を作り、中に集中させてからサイドを使うことで、千佳とハナのテクニックを存分に発揮した突破を期待したい。
例え直接ゴールにつながらなくとも、CKを多く獲得できれば前回の対戦での嫌な印象が伊賀にストレスを与えるはずだ。
守備では激しさの中にクレバーさを持って対応して行く必要がある。
伊賀は小川選手と杉田選手のツートップにして攻撃が活性化し、加えてオーストラリア籍の2選手も徐々にコンビネーションを深めている。
個々の選手の特徴を活かした攻撃のバリエーションと厚みは掴みどころが難しく、形がどうであれここ2試合で5得点は自信となっているだろう。
フォーメーションや途中交代での変化をしっかりと確認し、ピッチの中で臨機応変に修正していく力が試されるかもしれない。
組織での守備とともに4バックの個人能力の真価が問われる試合になるだろう。
まずは中央をしっかりと締めること。
前後とともに左右のコンパクトさ、両SBが中に絞ってしっかりとカバーリング出来ているかもキーポイントだ。
伊賀はここ3試合いいゲームをしながら終盤に失点して勝ち点を落としている。
加えて暑い季節に入ってのアウェイ2連戦で、コンディション面ではホームでの試合が続くレッズレディースにアドバンテージがある。
しっかりとボールを回しながら相手を動かし、運動量で上回れば勝機は必ず見えてくるはずだ。
■注目選手
(最近リサーチ不足なのでキープレーヤーという表現はやめます。)
注目選手は猶本光
前節の仙台戦は非常によい動きだった。
課題であるポジショニングとボールタッチ数が改善して1試合を通して存在感を示した。
まずはそれを継続できるかどうか見てみたい。
開幕戦の2ゴールはセンセーショナルで、監督からも"前目で攻撃的に"と言われているようだが、もっとボールを多く触れる位置でチーム全体を動かし、もっとチャンスメーク、アシストが出来る選手だと思っている。
また、守備では伊賀の中央から細かく、速く攻めてくるスタイルに対し、しっかりとバイタルエリアを埋められるかどうか、2枚のボランチで中央突破を許さない守備を期待したい。
開幕戦がピークだったと言われないように、シーズンを通して着実に成長する姿をみせてもらいたい。
■試合に向けて
レギュラーシリーズも対戦が一巡して折り返し。
昨シーズン、三知は「勝つということがいかに難しいか」という言葉を幾度も使った。
もう一度初心に立ち返り、この一戦をいかにがむしゃらに勝ちに行くか、一戦必勝の思いを胸に試合に臨みたい。
以上。