約1ヶ月の中断を経て、いよいよリーグ戦が再開。
当ブログもかなりサボり続けたが、ここからまた闘いの日々が始まり、そしてレギュラーシリーズの最終節までノンストップで駆け抜けることになる。
■前回の対戦
2013年9月29日(日)13:00キックオフ・盛岡南公園球技場
日テレ・ベレーザ 1-1(前半0-1) 浦和レッズレディース
得点者:27分 後藤三知、78分 阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)
観衆:1,131人
私は参戦できなかった盛岡での試合。
ベレーザが圧倒的ポゼッションで攻めるも我慢してシュートを打たせないレッズレディース。
一方、攻撃では三知が岩清水選手にがっちりと抑えられて攻め手がない展開。
そんな中、さっこのロングフィードを起点に三知が豪快なシュートを決めて貴重な先制点を奪うが、その後もベレーザに押し込まれ続け、78分にCKから阪口選手に同点弾を許すとそのまま試合終了。
先制して逃げ切りたい試合だったが、あの時期のチーム状況を考えると、上位のベレーザから貴重な勝点1を取った試合とも言えよう。
■スタメン
レッズランドはかなりご無沙汰状態。
ネット上で流れてくる不確定情報はあるものの、基本的にはオフィシャルで公表されているトレーニングマッチ情報頼り。
それによるとアジアカップ代表で5名が抜けた中、色々な選手を色々なポジションで試している様子も伺えるが、果たして収穫といえる面白い発見はあっただろうか。
一番流動的なのはサイドバックのポジションだが、代表で高畑と乗松が不在の中、公式戦では両SBで使われていたぽっぽと彩乃がトレーニングマッチではCBで使われることが多く、誰が本命の両SBなのか読みにくい。
臼井が実戦復帰しているのは朗報だ。
また、明日は1ヶ月前とは比べようもない暑さとなることが予想される。
各選手のコンディション面や消耗戦も考慮しながらの人選が必要となるだろう。
■見所
巧みにパスをつないで突破してくるベレーザだが、ロングパスの受け手でありドリブラーでもあった木龍選手が移籍したことで、リズムの緩急が減り同じ距離感の短いパスが続くことが多くなった。
レッズレディースはしっかりとブロックを作り、これまで通りの狭く囲って奪う守備と、そこからの切り替えの早い攻撃を続ければ勝利に近づけるだろう。
決して受身にならず主導権を持ったプレスが出来ているか、ベレーザのバックパスが目立つ展開に持っていきたい。
首位のレッズレディースに対してベレーザが中盤を省略した戦い方をするとは考え難いが、場合によっては阪口選手が高い位置にポジっションを取って起点を作ることも予想される。
前に出てくる動きを注意して、声を掛け合って捕まえたい。
それから、木龍選手がいなくなったとは言え、ベレーザの得点パターンはサイドを突破して速いクロスに逆サイドから飛び込むパターン。
ボールサイドとは逆のSBが中央にしっかり絞って対処できるかどうかは重要なポイントだ。
また、セットプレーも重要な要素だ。
アジア杯で味方として頼りになった岩清水選手、分かっていてもやられてしまう阪口選手。
ほぼこの2選手だけといっていいが、これまでも悔しい思いをさせられている。
逆にレッズレディースも今やセットプレーは得点源である。
セットプレー対決でも絶対に負けたくない。
攻撃面では昨シーズンの対戦で三知が岩清水選手に抑えられ、攻撃の形が全く作れなかった。
今シーズンは少しづつではあるが三知に頼らない攻撃の形も見えつつある。
猶本のスルーパスに千佳やハナが抜け出し、クロスに三知が潰れてこぼれ球を吉良、みたいなワクワクする展開を期待したい。
一方で三知には岩清水選手との1対1に勝ってストライカーらしいゴールを決めて欲しいという思いも強い。
代表帰りの三知の強引なプレーにも期待したい。
そして最後は体力勝負だ。
昨シーズン走れないと揶揄されたチーム。
開幕前にしっかりと走りこんだ成果が、この暑い気候の中で試される時だ。
いや、ここで走り勝てなければ意味がない。
我々も90分間精一杯後押ししていきたい。
■日テレ・ベレーザ
2勝2分2敗の7位。
開幕戦でエルフェン埼玉に5得点したものの、その後の5試合で4得点と、圧倒的だった攻撃力がなりを潜めている印象。
各世代の代表に多くの選手を送り出しているチーム作りの難しさはあるだろうが、木龍選手の海外移籍で得意とする攻めの形をひとつ失ったのは大きかったのかもしれない。
また、好不調の波の激しい田中美南選手や長谷川唯選手が今ひとつ調子に乗れていないのも要因だ。
リーグ中断の間はメニーナとしてレッズレディースユースと対戦したメンバーもいたが、危機感を持ってトレーニングに取り組んできたに違いない。
そこにアジア杯代表から中心メンバー3名が戻ってきて、再スタートという気持ちで臨んでくるだろう。
■キープレーヤー
キープレーヤーは藤田のぞみ
暑い中での運動量という面では誰もがのんへ大きな期待をもつだろうが、それ以上に今シーズンは中盤でチームを統率するリーダーシップが目立つようになった。
すなわち、昨シーズンは走るという面では孤軍奮闘だったが、今シーズンはチームを連動して走らせる姿がある。
ベレーザは中央からも速いパス回しで突破を試みるし、駆け引きも上手だ。
中盤でのがちんこ対決を制し、チームとして主導権をもって戦えるかどうか、のんの運動量、声や身振りでのコーチングに期待したい。
また、攻撃面ではここ数試合ミスが目立っている。
中盤より前の主力では唯一得点を挙げていない選手でもある。
そろそろやってくれてもいいのではないか。
アジア杯優勝で代表選手に注目が集まる中、攻守に藤田のぞみここに在り、という活躍を期待する。
■試合に向けて
明日は11:00からレディースユースの大一番である早稲田戦、15:00からは原口元気のラストゲームでもあるトップチームのナビスコカップと悩ましい日程になってしまったが、それぞれがそれぞれの場所で精一杯ファイトする。
暑い中で全員で闘って勝利を手繰り寄せたい。
以上。