レディースユース優勝おめでとう。吉田監督続投。
触れたいニュースはあるけれども順番に今日は皇后杯について。
昨日NACK5で観戦してきました。
■岡山湯郷Belle vs アルビレックス新潟レディース
1-0で新潟の勝利。
両チーム縦に速いサッカーをしていてミスも多かったがスリリングな試合。
分かり易い例えではないかもしれないがフェンシングで突き合っているような印象。
シュート数は湯郷が上回っていたが、新潟は縦に放り込まれたボールはしっかりと跳ね返し、押し込まれても中盤が最終ラインに吸収されず、ボランチがバイタルエリアをきちんと埋められたのが2次攻撃を受けることが少なかった要因だと考える。
また、中盤では両チームの10番、要である宮間選手と上尾野辺選手が直接マッチアップする場面もあり、お互いの意地のようなものも感じられた。
そして勝負を決めたのも上尾野辺選手。
近くに座っていた小さな男の子が父親に
「あの10番の上尾野辺て上手いね。」
と言っていたのが心に残った。
試合終了の瞬間に最も喜びを爆発させたのはGKの一谷選手。
彼女がこの勝利の立役者の一人であることは間違いない。
本当に素晴らしいセーブをみせていた。
新潟はトップチームとスタイルが似てきたな。
マッカーティー選手が新潟に在籍してたころのエジミウソンに見えてきたりして。
■INAC神戸レオネッサ vs 伊賀フットポールクラブくノ一
3-2で神戸の勝利。
こちらも興奮する試合ではあった。
まず、珍しく神戸が相手に合わせたサッカーをしてきたようにみえた。
伊賀のハイプレスを撹乱するように選手のポジションチェンジが激しく、また前線は裏を狙う姿勢がはっきりと見られた。
前半は逆にそれがうまくいかなかったように思える。
伊賀のブロックは撹乱されることなく冷静に普段通りのサッカーを展開、鋭いカウンターで裏を狙う。
しかし、中出選手の前半途中での怪我は本当に残念。攻め手がなくなってしまった。
それでも浅野監督は中出選手を引っ張り続け、後半交代間際のゴールと涙。
グッときたよ。最近涙腺が緩くなっちまった。
神戸は前半終了間際にゴーベル・ヤネズ選手を投入すると、彼女の個人能力が流れを作り試合を決めた。
伊賀も最後までよく闘ったけどね。
神戸は本当に強いと言わざるを得ない。
最後にこの2試合でもう一つだけ印象に残ったのは試合終了後の態度。
湯郷は敗戦の後ピッチ中央で挨拶し、新潟のベンチに赴き新潟のスタッフとベンチメンバーにも挨拶と握手。その後、メインスタンド、バックスタンド、ゴール裏を回って丁寧に挨拶をしてクールダウンに入った。
それに対してINAC神戸はピッチ中央での挨拶のあと、ピッチ内に座り込みクールダウンしながら談笑。なかなか観客に挨拶に行かなかった。
チ・ソヨン選手のインタビューを待っていただけかもしれないし、その後挨拶に回っていたのは確かだけど、その間にも観客はぞろぞろと帰ってしまっていた。
少し寂しかったな。