彼はとても臆病で
人を傷つけられないから
素直になれずに
苦しんでるの

本当のことは
あたし以外の前では
何一つ口にせず
正しかった頃の
自分にしがみついてる


そろそろ解放してあげて

苦しくて苦しくて
呼吸困難になりそうだ


自分からは言えない
サヨナラを待ってる

距離を置くんじゃなくて
消えていなくなってください


キラキラ輝く思い出は
あたしが一緒に背負ってく

きっと全部受け入れて
一生隣にいられるよ

絶対的な安心感も
あたしが代わりにあげられる

思い出に頼らなくたって
自然と時間が与えてくれるよ



そんな都合のいい夢を
あたしたちはいつも見ているの

傷つけてごめんなさい

出逢って
惹かれあって
離れられなくなってしまったんだ…
昨日初めて
気持ちが悪いと思った

拒むあたしに
君が悲しんでも

受け入れることは
できなかった

それでも夜中まで

ずっと抱きしめてくれるから

あたしは何度もキスをして
君に心を奪われる

想定外の自分の言動が
本当は一番正直なのかもしれないね

とても嫉妬深く
とても寂しがりやで

ずっと隣にいて欲しいって
いつもひとりで泣いてるのは

本当は君じゃなくて
あたしだったんだ…
命が宿ればいいと思う

ホントは今じゃなくて
ずっとずっと先がいいけど

そうなることでしか
君がし続けていることの重大さが
わからないなら

小さな命が欲しい


そしたら君は初めて本当の
罪悪感を感じるだろうか

しばらくしたら小さな笑顔に
幸福感も感じるだろうか



簡単な道具で
安心を得ようとする君に
ちょっとだけいじわる


女の子はみんな
男の子が思う以上に
相手を受け入れるときの
覚悟をちゃんとしてる

命を授かるって
そうゆうことなんじゃないかな



金曜日

いつものように

待っててくれて
手を繋いで
送ってくれて
キスをして

一緒に笑っていたのに


なんでかな


前みたいに笑えなかった



君とあたしの交錯する
るるるらら


どうしたら抜け出せるのか
あたしまでわからなくなってきたの

あたしたちが本当に欲しいものはなんだろう?



悩んだあたしは

初めて自分から君の手を離した

今までみたいに真っ直ぐに
君を愛せないなら
あたしも一人で泣けばいい

そう思ったから


寂しい思いをさせないと
誓ったのにごめんなさい

君の気持ちを分かってると言いながら
現実をつきつけてごめんなさい



土曜日

君はきっと寂しくて悲しくて

あたしと繋いだその手で
あたしを抱きしめたその腕で
あたしとキスしたその唇で
あたしと1つになったその体で

あたしじゃない子と繋がるのかな


君が寂しがりやなのは
知ってるはずなのに

そんなのもう想像できないよ


コトバはいくらでも創れるけど
カラダはとても正直だから

君がそれに気付いて
気付かないふりをしているなら

君とあたしの関係も
思い出も気持ちも命も全部
リセットして欲しい


そう思った



そう思ってるのに


君を好きになって初めて
君と離れた2日間は

とても息苦しく
とてつもなく長くて



日曜日

深夜の君からの電話で
久しぶりに呼吸をした気さえした

電話をしないでと頼んでも
着信拒否をしても
畳み掛けるようにかけてくる
その勢いが

結局あたしが君のことを
好きな理由だ

閉ざしたあたしの心を
いつもそうやって
突き破って
包み込みに来てくれる



月曜日

今日からまた
君との生活が始まる

答えはまだ出てないけど

そもそも離れ続ける選択肢なんて
初めからなかった気がする

2人とも
そびえ立つ壁に怯えて
離れ離れになることを想像して
泣いてるだけで

どうせその気なんてないんだ


いってらっしゃい。


ずっと待ってる。

あたしたちは嘘をつかない。
だから
あたしたちは全部知ってる。
だから
あたしたちは疑うことも何一つない。
だから
あたしたちは束縛もしない。

でも
絶対に心はいつも隣にいる。

深まる信頼関係。

君のことばと君のぬくもり。



信じてる。



もう真っ暗闇で
血を流してボロボロに
なったあのころのことも、

幸せ過ぎて思い出すことすら
なくなる日がきっと来るから


今日だけは先に寝るね。

おやすみなさい。




おかえり。

おはよう。

君と過ごす朝がまた始まる。


吐き出した気持ちに
また雪のような君の言葉

溢れ出した涙の理由は
深い傷跡と君の優しさ


駆け引きもしない
ありのままのあたしを
好きでいてくれる

そんな奇跡が本当にあるなら
もう意地は張らないよ…?


君はやわらかな手で
優しくあたしの頭を撫でて
愛しそうに微笑む

まだ少しだけ疑ってしまう
臆病なあたしにいつか
信じ合える永遠を教えてください
君のまっすぐな言葉が
まっしろ過ぎて
まっくろなあたしは
驚いてしまう

疑わせるのは
自分に当てはめるからか
元彼に当てはめるからか
それとも世の中の人みんなか

君の感覚はきっと誰とも違う

君の言葉ひとつひとつが
まっしろな雪みたいに
びっくりするくらい優しく
あたしを包み込むよ

何一つ障害がなかったら一緒に
あたしもまっしろになれるのかな

素直に甘えることも
怖がり始めた我が儘なあたしは
もう君がいない毎日なんて
考えられなくなってるから

いつも隣にいてくれる君の
まっすぐで大きな愛を
もっとまっしろな心で
受け止めていたい
君がどうしたいのかは
今は君にもわからないから
あたしがどうしたいのかは
せめてはっきりさせておく

初めて余裕があるとゆわれて
少しだけ戸惑っているけれど
それはいつも君が迷いながらも
真っ直ぐに愛してくれるからだ

声が聞きたくなれば電話をし
顔が見たくなれば逢いに来て
こちらの都合なんてお構いなしに
あたしの日常に入り込んでくる

代々木、原宿、大崎、銀座、
吉祥寺、上野、センター北。
どこまでも
君が追いかけて来たから
もうふわふわすることなんて
できなくなったの

錦糸町、豊島園、有楽町、
新宿アルタ前、神宮外苑。
いつでも
君が隣にいてくれたから
もうふわふわすることなんて
したくなくなったの

だからこのままずっと隣で
バカなことやって
じゃれあっていよ
そのうちカワイイ子どもができて
みんなで宮古島に行くんだ
その前に2人でイギリスだっけ?
新婚旅行はフロリダがいいな

君との夢は無限大★

電話しなくても逢いに来なくても
ずっと一緒にいられる"街"で
穏やかな毎日をいつか送ろうね

何年一緒にいたら
ふたりの時間を追い越せるかな
バカなあたしには
計算なんてできないけど
密度の濃過ぎた夏のせいで
感覚的にはもう
あと少しな気がするの

やっぱり自意識過剰かしら?

手帳いっぱいのキラリンマーク
あたしの限られた自由時間は
みどり色の生き物マークでいっぱい

そろそろ自覚症状が出てくる

離れているときももう
いつもあたしのことを考えてるの?
君がどこで何しているのか
そんなに報告しなくても
あたしはもうどこにも行かいよ
もう寂しい思いはさせないよ

そんなに報告してくれるから
言えるセリフだけど
水に溶けなかったら
干からびるかと思ってたのに
ピンク色だったあたしのカラダは
透明になり始めた。

溶けたらもう僕には探せないよと
泣きながら悲しんでいた君が
透明なあたしを見失わないように
小指だけずっと繋いでるから

まだ少しだけ残るあたしの輪郭は
一生懸命に光ろうとしているけど
時間とともにもっともっと
薄れていってしまうのだろう。

たとえ存在を消し去られても
君がひとりぼっちのとき
もう寂しい思いをしないように
あたしはずっとここにいるから

見失って泣いてしまわないように
一瞬もその指先を離さないでね。