金曜日

いつものように

待っててくれて
手を繋いで
送ってくれて
キスをして

一緒に笑っていたのに


なんでかな


前みたいに笑えなかった



君とあたしの交錯する
るるるらら


どうしたら抜け出せるのか
あたしまでわからなくなってきたの

あたしたちが本当に欲しいものはなんだろう?



悩んだあたしは

初めて自分から君の手を離した

今までみたいに真っ直ぐに
君を愛せないなら
あたしも一人で泣けばいい

そう思ったから


寂しい思いをさせないと
誓ったのにごめんなさい

君の気持ちを分かってると言いながら
現実をつきつけてごめんなさい



土曜日

君はきっと寂しくて悲しくて

あたしと繋いだその手で
あたしを抱きしめたその腕で
あたしとキスしたその唇で
あたしと1つになったその体で

あたしじゃない子と繋がるのかな


君が寂しがりやなのは
知ってるはずなのに

そんなのもう想像できないよ


コトバはいくらでも創れるけど
カラダはとても正直だから

君がそれに気付いて
気付かないふりをしているなら

君とあたしの関係も
思い出も気持ちも命も全部
リセットして欲しい


そう思った



そう思ってるのに


君を好きになって初めて
君と離れた2日間は

とても息苦しく
とてつもなく長くて



日曜日

深夜の君からの電話で
久しぶりに呼吸をした気さえした

電話をしないでと頼んでも
着信拒否をしても
畳み掛けるようにかけてくる
その勢いが

結局あたしが君のことを
好きな理由だ

閉ざしたあたしの心を
いつもそうやって
突き破って
包み込みに来てくれる



月曜日

今日からまた
君との生活が始まる

答えはまだ出てないけど

そもそも離れ続ける選択肢なんて
初めからなかった気がする

2人とも
そびえ立つ壁に怯えて
離れ離れになることを想像して
泣いてるだけで

どうせその気なんてないんだ