水に溶けなかったら
干からびるかと思ってたのに
ピンク色だったあたしのカラダは
透明になり始めた。

溶けたらもう僕には探せないよと
泣きながら悲しんでいた君が
透明なあたしを見失わないように
小指だけずっと繋いでるから

まだ少しだけ残るあたしの輪郭は
一生懸命に光ろうとしているけど
時間とともにもっともっと
薄れていってしまうのだろう。

たとえ存在を消し去られても
君がひとりぼっちのとき
もう寂しい思いをしないように
あたしはずっとここにいるから

見失って泣いてしまわないように
一瞬もその指先を離さないでね。