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主人公:マリ…思ったことが顔に出る普通のOL
占い師:愛子…マリの師匠的な存在。男好き。
それにしても話が大きく理解できないこともあるけど、何か凄い世界で生きていることは感じることが出来ている。
普段意識していなかったけど、何か大きなものに守られていて、地球という楽しいアトラクションの中で生活しているんだなと。
あー、何だろうこのモヤモヤ感が少しずつなくなってきているのがわかる。
難しいことは置いといて、この世界を思いっきり生きたいと思えてきた。
そんないい世界ならもっと楽しく生きたいな。
もっと自分の思い通りに生きたいな。
この世界を謳歌したいな。
でもやはり疑問は色々出てくる。
人生が決まっているのに何で思い通りにならないのだろう?
大いなる存在に見守れているのにうまくいかないのだろうか?
人生が思い通りなら全員イキイキとしているのではないだろうか。
「愛子さん、少しずつわかってきたこともありますが、まだわからないこともあります」
「何かしら」
「例えば全員決まった人生を持って生まれていきてるのに何で思い通りに人生がいってないのですか?」
「それは、さっき少しだけ触れたけど、人生は決まっているけどすべてが自動で進むわけじゃないんだよ」
「自動?」
「つまり、人生は決まってるけどすべてが勝手に計画通りに動いていくのではなく、自分の選択肢1つで変わってしまうってことよ」
「とういうことは、全く違った人生を歩む人もいるってことですか?」
「はっきり言えば違った人生を送っている人のほうが多いのは事実。だから人は迷い、悩み、苦しんでいるの」
「でも楽しいはずの人生なのに、何で悩んだりしなくてはいけないのですか。記憶が残っていたほうが楽しい人生じゃないのですか?」
「じゃあ質問ね。犯人がわかっている推理小説、答えがわかっているクイズって楽しい?」
「いや、楽しくないですね…」
「まあ、中には最初からあえて犯人がわかっているストーリーもあるけど、やっぱり自分で考え、悩み答えが出たときの喜びのほうが大きいよね。クイズにしても答えがわからないから考え答えを導き出すから楽しいわけよ」
ん~、確かに。
「人生もそれと同じ。人生のすべてがわかっていたらベルトコンベアに乗ってただただ流れていく人生を眺めている80年間を生きるのと同じ。そんなの楽しい?」
「いや、それはつまらないですね。でも知っていてもその中で色々な楽しみを体験できるのではないでしょうか」
「例えば?」
「え~っと、例えば美味しいものを食べたり、旅行をしたりとか」
「まあ、人生色々な楽しみ方があると思うよ」
「でもね、私たち人間として生まれてきて大切なことがあるの」
「大切なことですか?」
「それはね、『人間は基本的に誰かのために生きること』が目的として生まれてきているの」
何か急に哲学的な話になってきたな。
「決して自分本位で生きていくために生まれてきたわけじゃないの」
「いい、すごく大事なところよ。これはさっきの質問の答えでもあるの」
「何故自分の人生のシナリオ通りにいかなかですか」
「そう、楽しいはずの人生が何故つまらない人生になっているのか」
「えっ、つまらないですか」
「つまらないは言い過ぎかしら。何故人生がうまくいってないのか。わかる?」
「自分本位だからですか?」
「そう!自分本位で生きているからよ!」
「自分勝手ってことですよね」
「そう、つまりエゴがあるから本来の人生から外れてしまっているの」
「自分本位、エゴ、が原因なんですか?」
「そうよ、人は誰か、何かの役に立つために生まれてきているのにそれが出来ていないから予定通りにいってないわけ」
「自分の路線を自ら外れていっているってことですか」
「いい、人生は本来決まっているけどその中には様々な選択肢があるの。どの選択肢を選ぶかで本来の人生を歩めることも、違った人生を歩んでいくこともあるの」
「でもね、世の中の多くは後者の人生を歩んでいるからうまくいってないのよ」
「じゃあ、自分本位で生きていくと段々本来の人生から離れていくってことですか」
「そうよ、もし自分本位、つまりエゴで生きてきた人はそこから解決していくことね。そうすると段々本来の人生に戻れるわよ」
「マリ、あんたの人生さっき振り返ってみてどうだった?」
そういえば私は中学生くらいからずれてきていたのを思い出した。
中学、高校、社会人になるにつれて段々自分の決められた人生からずれてきている。
さっきの愛子さんの話からいうと確かに中学生くらいから自分のわがままを言うことが多くなってきて、高校、短大と好きなことをやってきたかも。
私の同級生で夢を叶えた人は皆、真っすぐに生きてきたかもしれない。
弁護士、医者、事業家など色々いるな。
もちろん、皆努力をして夢をかなえているかもしれないけど、それ以前に共通していたことは「誰かの役に立ちたい」という志をもっていたわ。
自己中心ではなく、誰かの役に立ちたい気持ちで動いていたのよ。
それに比べて、私は…。
確かに自己中心になってから人生がずれてきたのね。
さっき過去に戻ったことを振り返ってみても確かにそうかも。
自分の与えられた人生とずれてきているのはハッキリわかった。
「でもね、自分の人生の記憶が消され、物質世界にどっぷりはまっていたらしょうがないことなのよ」
愛子さん珍しくフォローしているかも。
「そして人間関係が複雑に絡んでくるともう人間は本来の自分、目的からさらに遠ざかっていくのよ」
「世の中って複雑なんですね」
「いいえ、決して複雑じゃないわ。シンプルなのに人が勝手に複雑にしているだけよ」
「人間が悪いってことですか」
「そういうこと。自分たちで複雑にしておいて、何で人生うまくいかないんだ、不幸だと嘆いているの」
「自分で自分の人生を苦しめているってことですか…」
「そうよ、人間って不思議よね。私も人間だけどさ」
「愛子さん、今からでも軌道修正ってできるのでしょうか?」
「あら、全然遅くないわよ。いくらでも軌道修正ができるわ」
結構あっさり言うもんだ。
以外に簡単なのかな?
「むしろ全く軌道修正しないで人生を過ごしている人のほうが多いんだから。それに気づいただけであなたはラッキーなのよ」
何か希望が湧いてきたかも。
「いい、これから本質に迫っていくわよ」
「はい!」
「でもその前にまたお茶しようか」
………、
相変わらずマイペースだな。
続きは23話でお会いしましょう!
こんなのも書いています。
「雄太」と「里美」がビジネスマンとして
何をやっていくべきかをマインドを通して学んでいるブログです
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