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主人公:マリ…思ったことが顔に出る普通のOL
占い師:愛子…マリの師匠的な存在。男好き。
「ちなみに先ほどメガネをかけたので大いなる存在を知ることができたのですが、普通の人は見れないってことですよね」
「まあそういうことね。普通は見ることも知ることもできないものね」
やっぱりそうなのか。
「でもさっき言ったように感じるしかないのよ」
「感じるですか…」
「でもこれは原子でも細胞でも皆同じ条件だから。皆それぞれ上の存在を見ることはできないのよ。でも唯一人間には感じる能力があるから知ることが出来るの」
「まあ、あなた理解できているほうだと思うわ。私なんか最初全然意味がわからなかったんだから。何言っているのこのおばさんはって思ったわ」
師匠のことおばさんなんて…。
「覚えていてほしいことは、『大いなる存在』は私たちの味方だってこと」
「味方ですか?」
「そう、いつでも守ってくるれている存在なのよ。信じれば信じるほど味方してくれるの。それは絶対覚えておいて」
愛子さんは強い口調で言いきった。
愛子さんが言いきるんだから絶対なんだろうなと思った。
「考えてみて、私たちは内臓などが動いてくれているから生きていられるわけ。もし内臓などに支障が出たら病気になっちゃうよね。場合よっては私たちが死んじゃうよね」
「そうですよね」
「そうなると私たちは内臓などを守ろうとするよね。大事にしようと思うよね」
「たしかに」
「そう考えると『大いなる存在』は私たちを守ってくれているってことになるよね」
「あ~、そういうことですか」
「もう1つ。こっちが大事なことよ。私たちと大いなる存在は親子関係に近いわ」
「親子ってことは私たちが子供ですよね」
「勿論そうよ。親からみれば子供はわがままし放題で、欲のままに生きているよね」
「確かに、好き勝手生きている感じですね」
「親からみれば子供の行動って、何でそんなこともわからないんだよってことが多々あるわよね。そんなことしたら絶対失敗するってことをするし、やめなさいって言っても絶対やめないし」
………、愛子さん子供いるのかな?
何か子供の行動よく知っているな。
「ちなみに私独身だから子供いないわよ」
また心を読まれてしまった…。
「親から子供をみる目線と大いなる存在が人間をみる目線って同じなの気づいた」
「えっ、わからないです」
愛子さん子供いるのかどうかばかり考えていた。
「人間って欲の塊だから好き放題生きているじゃない。例えば、物を買いあさったり、お金に執着したり。人間関係でいえばパワハラ、セクハラ、いじめ。もっと言えば自然破壊、犯罪などはそんなことばかり。これっていいこと?」
「いえ、決していいことではないです」
「でもどうなの、人間は平気でやっているでしょ。悪いってわかっているのに」
「…」
「大いなる存在からみれば人間たちは何をやっているんだと思っているわ」
「…」
「でも何とか更生させたいと色々サポートしているの」
「サポートしているんですか?」
「そうよ、例えば人間が悪いことをするとその人に罰を与えているわ。親も子供が悪いことをしたら叱るでしょ、それと同じ」
「天罰って聞いたことあるでしょ、そのことよ」
私たちって天に怒られているんだ。
「ちゃんと更生しなさいよって。せっかくいい人生を送るよう出来上がっているんだからちゃんとしなさいってね」
「ということは人に見られてないところで悪いことをしてもバレるってことですか」
「そうよ、人が見てないからちょっとくらいはいいかなって思っていることでも見逃さないわ。あんたみたいに小賢しい考えを持っている限りは」
小賢しいって…。
「こんなことわざ覚えておいて」
『天網恢恢疎にして漏らさず』
聞いたことないな。
「世の中には大きな網が張られていて、どんな悪いことも拾い上げるってことよ。だれも見ていないところでも悪いことはできないってこと」
「同じこと言ってますね。昔の人って大いなる存在のこと知っていたんですかね」
「おそらく、そういう存在を感じていたんだね」
そう言えばさっき言った言葉忘れちゃった。
てんもうかいかい…、なんちゃら。
ん~、また後で聞いてみよう。
「逆もあるわよ」
「逆?」
「善いことをすればするほど善いことが返ってくるようになっているわ。これも親子と同じよ」
「子供が親の手伝いをしてくれたら親は嬉しいよね」
「そうですね」
「ましてやボランティアで人助けなんかしていたら親としてはいい子に育ったなと思うでしょ」
「悪いことばかりして言うことを聞かない悪ガキから欲しいものねだられても親としては買ってあげないよね」
「確かに、私も親にやることをやらない子には何も買ってあげないって言われてました」
「人はやっぱり頑張っている人を応援するようになっているように、大いなる存在も同じように私たちを見守っているのよ」
「善い意味でも悪い意味でも見守られているんですね」
「そうなの、そして大いなる存在を信じれば信じるほど応えてくれるわ」
「少しでも疑ってはダメなんですよね」
「そうね、身をゆだねるほど信頼することね。あんた子供の頃親を疑ってた?」
「いや、疑ってないです。言われてみると絶対的な存在として身をゆだねてたかも」
「そういうこと、子供が100%親に身をゆだねたら親は100%応えてくれるのと同じ」
「大いなる存在は絶対的なものとして私たちは生かされているのよ」
でもおかげで、自分を守ってくれている存在があるんだなと何か嬉しくなった。
何となく天井を見上げ『大いなる存在』を確認してみた。
「あなた、上見ても『大いなる存在』は見えないわよ。感じることよ」
私の思っていることがばれてしまい、少し恥ずかしくなった。
続きは22話でお会いしましょう!
こんなのも書いています。
「雄太」と「里美」がビジネスマンとして
何をやっていくべきかをマインドを通して学んでいるブログです
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