ひとつとして同じ現場は無い。
今日の現場は、やさしい?むずかしい?どっち?
以前、「やさしい現場」について書きましたが今回は「むずかしい現場」です。
■むずかしい現場
令和4年1月某日晴れ気温...寒っ!繁華街の裏道。通行止め。周辺の一方通行はほとんど解除。歩行者、自転車多数。午前中にカッター車、午後にユンボ、ダンプカー、アスファルト…。刻々と変わる状況は、猫の目のように気まぐれさ…
頻繁に工事車両が出入りする。その都度、カラーコーンやコーンバーを開閉、移動、最適な形での規制に変更。その間にも歩行者、自転車はお構いなしに通行する。
工事車両の誘導に手をとられていたとき、脇道から歩行者が進入。重機の横を通過している。ヤバい、マークが外れている。歩行者がフリーで裏に抜け出し、そのまま突破されそうだ!すぐに作業員から怒号がとぶ。「どうして誰も付いていないんだ!」数的に圧倒的不利な状況で危ない状況を生み出している…
ベテラン警備員の方なら当たり前の現場かもしれない。しかし、工事の基本が分かっていない僕にとって先手先手で動くことの何とむずかしいことか。むしろ作業の足を引っ張っているのではないかとさえ思えてくる。
迷い、戸惑い、怒鳴られながら過ぎていく1日も、足元にすり寄る猫の頭をなでながら終わる1日も、同じ時給約1200円なのだ。ふと、頭をよぎる、「同一労働同一賃金」っていったい…