歩いて登らないと見れない景色
これだから、登山、やめられない。
バイクも最高だけど、山も最高なんですよ。
槍ヶ岳登山、2日目。
AM 3:00
携帯のアラームでお目覚め。
ササッとカップスープを作って食べ、テント撤収。
夜露が酷く、フライはビショ濡れのまま撤収。
AM 3:45
暗闇の中、槍ヶ岳山荘へ向けて出発。
私達の前に、テントをデポして出発しているパーティーが何組かいました。
確かにテント泊装備の重たいザックを背負って山頂へ行くか。
はたまたテントは張りっぱなしにし、必要最低限の荷物を持って身軽な状態で山頂アタックするか。
人それぞれの日程、コース配分がありますよね。
今回、私達は槍ヶ岳山荘のテン場でテン泊をしたいという思いがありました。
憧れだった槍ヶ岳。
ついにアタックする日が来たので日程には余裕を持ち、山頂で時間を気にせずのんびり過ごしたかったのです。
まだ夜明け前、ヘッドライトで足元を照らし、注意しながら登って行きます。
今日のコースタイムは5時間。
千丈分岐点まで2時間半、樹林帯の登りが続きます。
黙々と登っていると夜が明け始め
後方に見える乗鞍岳が赤く染まり出しました。
今日は満月だったようで、夜中でも比較的明るかったんですよね。
笠ヶ岳も赤く染まり始め、夜が明けます。
分岐点まであと少し…
昨日よりは足取りが軽快ですが、相変わらずザックは重い。
AM 6:05
千丈分岐点に到着。
ここには救急箱がありました。
中には救急用品、ヘッドランプ、電池、ビニテ、非常食、水など。
山小屋の配慮で設置してくれているそうです。
ここから槍ヶ岳へのルートは2ルート。
このまま石礫の大斜面をジグザグ登る飛騨乗越。
もう一方は西鎌尾根の千丈乗越ルート。
コースタイムはどちらも同じ2時間30分。
ちょうど、稜線を歩いてる人が見え、あそこを歩くの気持ちいいだろうな～と思い、コチラのルートへ。
この登りが急で浮き石多くてキツかった！
足場の悪い斜面を慎重に登り、稜線に出ると素晴らしい眺め。
双六方面への稜線。
この稜線もいつか縦走したいな～
槍ヶ岳方面
頂上には既に登頂している人達が。
いや～
この稜線、最高ですな。
あれは二俣山荘かな？
もうひと踏ん張り！
頑張って行きましょう。
登っては止まり、振り返ると絶景。
ワンダホーな景色に興奮が止まりません(笑)
写真ばっかり撮ってなかなか進まない。
AM 8:50
槍ヶ岳山荘到着。
テント泊の受付を済ませます。
1泊1人2000円
まだ登ってないけど、山バッチ、マッチ、その他手ぬぐいやステッカーも購入。気が早いww
受付を済ませたらご飯タイム。
朝からスープと行動食のみでお腹はペコペコ
遅めの朝ごはんは、眺めの良い素敵なベンチで。
今日もウマーメシ、頂きます(^^)v
眼下に見えるのは殺生ヒュッテ
立派なヒュッテですね。
テン場も見えます。
槍ヶ岳山荘のテン場が満員になった場合、殺生ヒュッテのテン場になってしまう事もあるんだとか。
物凄い所にある山小屋はヒュッテ大槍。
ここから見ると天空の山小屋みたい。
いつか泊まってみたいなぁ…
槍ヶ岳頂上は目前。
ご飯を食べながらあれを登るのかぁ…
とドキドキ。
お腹を満たしたらテン場へ。
槍ヶ岳山荘のテン場は先着順。
テントの大きさも考慮してサイトを指定されます。
私達が指定されたのはB-1
木製のしっかりとした札を渡されます。
おっ！？
我が家のサイトはここですな。
うん。
狭いけど、ギリギリ張れるかな。
ってか…
ここ…
槍ヶ岳がど～ん！
と見えるプラチナサイトなんですけど～
雲っちゃったけど(^^;
コチラ、槍ヶ岳側のサイト。
我が家のテントはこんな感じで設営。(因みに隣のブルー色のmont-bellテントのおじさま、一番乗りでした)
岩を挟んで反対側のサイトは、段々畑のようになっており、大喰岳が見渡せます。
こちらも相当な絶景です。
早めに到着してラッキー(^^)
主人、ドヤ顔ww
さて、珈琲でも飲んで一休みしたら頂上アタック行きますか…
と、しばしダラダラタイム。
この至福の時間が最高に幸せ(*^^*)
今頂上混んでるし、もう少し時間ずらしてから行こうか～
ガスってるし…
ウヒヒ(´艸｀*)
まだ登頂してないけど山バッチと槍ヶ岳の記念ショット
と、のんびり過ごしていたら隣のサイトにソロの男性がやって来て、登山の雑談話で大盛り上がり。
ニックネームはGenkiさん。
ついつい話が弾んでしまい…
あれ？
どんどんガスって来ちゃった？ww あらら…
と、言うわけで…
登頂してないけど、乾杯(^o^)／
せっかくの記念撮影、ブレてるしww
Genkiさんが、一緒に乾杯しましょう！と、お酒をご馳走してくれました。
今日はもうガスって来ちゃったし、乾杯しちゃったし、明日の早朝にアタックしようとGenkiさんとも意見一致。
お楽しみにはとっておくと言うことで…(￣ー+￣)ニヒヒ
時間に余裕があるって嬉しい。
さて、お昼過ぎたしランチタイムですな。
ランチメニュー豊富です。
どれにしようかなぁ～
はいっ！肉うどん、頂きます(^^)v
標高3000m絶景ランチ。
美味し過ぎます。
最近は、山小屋食のメニュー、豊富になりましたよね。
段々身体も肌寒くなり、温かいご飯が身体に染み渡る～
その後もGenkiさんと登山や釣り、お互いの趣味の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。
そして徐々に夕日に…
明日の頂上アタック、無事に登頂出来ますように… （出来ればガスってなくて）
つづく