皆さんこんにちは。
毎日雨で梅雨真っ只中ですね。
この季節になってくるともうすぐ吹奏楽コンクールなんだなという気になります。
一般的に夏と言えばスポーツの大会という感じなんでしょうが、吹奏楽のほうもなかなかの盛り上がりを見せるんですよ。
今日はとある学校の指導で生徒達に話したことを記事にしてみたいと思います。
この学校もコンクールにでるくらいですから地区大会を突破し県大会や上位の大会に進出したいと願って日々練習に励んでいます。
ただ今学期になってから何度か本番を経験しているのですが、思ったような演奏が出来ていないようです。
合奏やパート練習を見ていて思ったことを彼らに分かりやすく例を出して伝えてみました。
自分は普段レッスンで
「音を間違えてもミスっても良いので、何となくではなく確信をもって音を出すように。」
と良く口にしています。
これは例えば学校のテストで4択の問題があった時に
「確信を持って1に〇を付けた。」のと「なんとなく1に〇を付けた。」のとではそれが正解であろうとなかろうとその後の学力に大きな違いが出てきます。
「確信を持って答えて正解」したのならば自信になりますし、「確信を持って不正解」だったのならば間違えた原因を探ることは容易です。
これと同じように演奏でも音質、音程、音高、音の長さなどの
音楽を構成するいろいろな要因のあやふやな部分をなくしていくのです。
そのためには「なんとなく練習を重ねて」いても効果は薄いのです。
そして
「個人はもちろんのことバンドでのあやふやな部分をできる限りなくし、確信を持って演奏するということを身に染み込ませる必要がある。
そうすれば本番では自分がやるべききことははっきりしているので、本番での緊張感を集中力へと変換することが出来る。
そうして出来上がったものは必ずや自分たちが全力を出し切った演奏になる。」
と生徒達に伝えました。
なんとなくを重ねても成長には程遠いと私は考えます。