練習してうまくなる人の思考 | トロンボーン奏者茂木光伸のブログ

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日々の音楽活動を中心にあれこれと
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さいたま金管楽器教室を主催
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皆さん、こんばんは。

 

今日は私が考える練習してうまくなる人の特徴をお話したいと思います。

 

うまくなる人の特徴として

 

・結果を焦らない。

・できないことを隠さず、できるようになるための努力を惜しまない。

・周りの評価に一喜一憂しない。

 

などが挙げられます。

 

・結果を焦らない。

誰もがすぐうまくなりたいと考えますが、すぐには効果がでないことや、ある目標をクリアするためにはまず、他にできていなければならないことがあります。例えばF、Gでのリップトリルをしたいのならば、F、Gの音を力を入れずに楽に出せる必要がありますし、2音間でのリップスラーをゆっくりから練習する必要があります。

 

目標を達成するために必要な条件を考え、それをクリアするために絶えず向上心を持つことが必要です。

 

 

・できないことを隠さず、できるための努力を惜しまない。

これが出来ない人が本当に多いです。重症な人はごまかすことばかりに苦心する人もいます。自分の弱点を隠すことを覚えてしまうと大した成長は望めなくなってしまします。自分が現時点ではできないと認める。しかしできないのは現時点だけで近い将来にはクリアできると自分を信じ努力を重ねるのです。

 

近い将来クリアできるのですから周りに隠す必要などないのです。

 

 

・周りの評価に一喜一憂しない。

周りからの評価が例え良くなかったとしても気にする必要はありません。必要なのは現時点の自分より技術が向上することです。向上し続けていけば評価はひっくり返ります。

 

何か言われたとしても反論などせずに練習を重ねるのです。

 

 

ただ頑張って練習してもあるところから上達しないこともあります。壁にぶつかるというやつです。

壁を乗り越える為の一つの考えとして何歩か戻るという手があります。

今までに練習をして積み重ねてきたものに足りない物や違ったアイディアがないかを探し、試すのです。

 

ただt積み重ねるばかりでなく、一度崩してもう一度新要素を加えて再構築するという作業です。

やり直すのは手間ですし、気が引けるかもしれませんが、確実に新しいことが見えるようになります。

 

長い時間をかけて積み重ねてきたものが、実は足りてないパーツや歪んでしまっているということが私にもありました。

そして私はそれに気づくたびにやり直してきました。一度崩したとしても一つ一つ積み重ねてきたのですから、積みなおすのには意外と時間はかかりません。そしてその作業を繰り返すたびに奏法は確かなものになっていきました。

 

 

練習でも本番でも戦う相手はいつだって自分自身です。

自分自身から目を背けても良いことはひとつもないのです!